青色事業専従者給与届

 隊長!ついでに貰った「青色事業専従者給与に関する届出書」提出に悩む。の巻き


「隊長!さっき、もう一枚届出の紙を貰いましたね。」

「青色事業専従者給与に関する届出書?なんだか給与に関する届けらしいが・・・。」

「パンフレットには、青色事業専従者給与額を必要経費に算入しようとする場合の手続きです。と書いてあります。」

「結局、何の事だかわからないな!」

「隊長!税務相談って書いてあるところで聞いてみるであります。」

ガチャ(扉を開ける音) 「あのー。」  これまた凄く低姿勢で税務署殿に臨む。

「あーっ さっきの人」

「青色事業専従者給与に関する届出書は、サラリーマン大家さんでも出せますか?
開業届、所得税の青色申告承認申請は出してきました。」

「制度自体もよくわからないのですが・・・。」

「青色事業専従者は、青色申告者が生計を同一にする親族で一定の要件を満たす者に対して給与を支払う場合、その給与は全額必要経費になります。」


「生計を同一とは、どういうことでありますか隊長!」

「ひとつ屋根の下で、ご飯を食べて、お風呂に入って、寝ることかな?」

「隊長!ここは話を聞いてみるであります。」

「要するに、事業規模の大家さん
5棟または10室 程度以上:青色申告事業者)が、一緒に生活している奥さんや親、子供(15歳以上)に払った給与を必要経費にする事を届け出することです。」

「そのためには開業後2ヶ月以内に所轄税務署に「青色事業専従者給与に関する届出書」を提出する必要があります。
 ただし2年目以降に青色事業専従者給与を支払う場合には、その年の3月15日までに届出をする必要があります。              
 又届出後に、給与の金額やその他の届出事項について変更が生じた場合には、遅滞なく「変更届出書」を所轄税務署に提出する必要があります。

「なに!妻に給与を払って、経費処理できる制度らしいぞ!」

「ママ殿は、清掃や経理処理など我が軍の重要な戦力でありますから、給与を払うべきでありますね。

「給与はいくらでもいいのですか?」

「専従者給与は、いくらでも良いわけではありません。あくまで仕事の対価として払うものですから、まずは不動産賃貸業の仕事に
何らかの形で従事していることや世間一般の給与水準を著しく越えると認められなくなります。

「それでは給与をいくらにすれば・・・」

「仕事の実態に合わせてください。」

「なんだか分からない説明でしたね。」

ここで困ってしまう隊長達であった。




○隊長!地元の商工会を活用する!の巻き

「隊長!情報部隊からの連絡です!」

「何か情報が入ったのか?」

「商工会で開業や税務などの相談に乗ってくれるとのことであります。」

隊長達は地元商工会に向かった

「青色事業専従者給与の届けをしたいのですが・・・記入の仕方が・・・」

サラリーマン戦隊は、ちょっとビビリながら聞いてみる

こちらにどうぞ!と応接セットに通される

「隊長!ここはアットホームな感じで安心して話を聞けそうですね。」

「そうだな」

早速記入の仕方を伺う

「では、青色事業専従者給与の届書を記入しながら説明しましょう」

「経営指導員の男性の方が初心者にも丁寧に対応していただきながら記入をする。」

○納税地
  給与の納税地は、自宅だから、住所地を○で囲んで、そのまま住所、電話番号を書くのは他の申請書と同じですね。

○上記以外の住所地・事業所等
「納税地意外に住所地・事業場は無いから、空欄のままでいいですよ。」
「隊長!空欄で正解のようですね」

○職業、屋号
「ここも空欄でいいですよ」

「隊長!開業届けや所得税の青色申告申請で悩んで損しましたね。」

「最初から商工会に相談するべきだったな」

「来月から専従者給与を支払うように定めましょうか」

「年月を書いて、定めたに○を付ければ本文は完成です」

平成18月以後の青色事業専従者給与の支給に関しては次のとおり定めたので届けます。


○青色事業専従者給与
 ・専従者の氏名
「ここは、奥さんの名前を書いてください」

 
・続柄
「ここは妻と・・・。」

 ・年齢、経験年数
「奥さんの年齢を記入してください。開業は去年ですから経験年数は1年と書いてください」

 ・仕事の内容・従事の程度
「奥さんはアパート経営のどんな部分を担当なさいますか?」

「経理と私が会社に行っているときの対応やアパートの清掃などをしています。」

「それでは、経理、不動産管理と書いてください。」

「従事の程度はどうしましょうか」

「だいたい毎日ですよね。書かなくても大丈夫ですよ」

・資格等
「無し」

・給与
「支給日はどうしますか?月末と書いてもいいですよ。」

「私の給与日にあわせて21日にします。」

「金額(月額)の記入の考え方はどうすれば・・・」

「だいたい毎日従事される方は、パート程度(扶養の範囲内)にされるか奥さんの所得税が発生しない程度で届けを
なさいますよ」

「所得税が発生しない給与(月額)はいくらですか?」

「87,000未満です」

「そんなに払うと仕事の実態とかけ離れてしまいます。」

「届けは金額を多くしておいて実態に合わせて給与を支払うようにしてもかまいませんよ。でも仕事の量でなく
不動産収入に応じて給与を変えては利益操作になりますから、所有物件がが増えた時などに給与を上げると安心です。
後は、社会情勢に合わせて昇給してもかまいません。

「それでは毎月80,000で届けておいておいて仕事の実態似合わせて50,000を支払いたいと思います。」

「賞与は考えていないので空欄でいいですよね。昇給の基準は同様に空欄でいいですか。」

「将来、大きく昇給されるときに変更届を出せばいいのであまり気にしないで大丈夫ですよ。」

「その他の記載事項も空欄でいいですよ。」

「隊長!こんなんで税務署への届けは大丈夫ですか!」

「税務署では緊張するしな!」と少し不安になる隊長達であった。

「あーそれから、届出書は商工会で出しておきますので、数日後に控えを取りに来てください」

「隊長!税務署殿にわざわざ行かなくても良いでありますか!」

「えっ!そこまでしてくれるの?」

「初めから商工会を利用すれば良かったと反省する隊長であった。」