フリーソフトの使い方
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Virtual PC

○. Virtual PCについて
Virtual PCは、Microsoft が、2006年7月より無償提供を開始したPCエミュレータ、つまり、仮想のパソコンを実際のパソコン上に構築するプログラ
ムです。無料での利用ができるPCエミュレーターとしてのパフォーマンスを考えると、VMware PlayerとVMX Builderの組み合わせによる仮想パソ
コン環境を構築するべきかもしれませんが、導入に手間が掛かり、初心者向けとは言えません。Virtual PCは、描画パフォーマンスも高く、アプリ
ケーションの動作チェック等にも充分実用可能であり、仮想パソコン環境の構築もウィザードから行えるので、初心者でも、導入に戸惑うことは無
いでしょう。また、管理画面も分かり易いものになっています。
○. 仮想パソコンとは
仮想パソコンは、実際のパソコンではありませんが、実際のパソコンと全く同じ動作をし、且つ、実際のパソコンとは全く別のパソコンとして利用で
きます。 ダウンロードしたソフトのインストールやウィルスに感染したファイルの実行によって、仮想パソコンの動作に不具合が生じたとしても、実
際のパソコンに影響を与えることは有りません。つまり、ソフトの動作検証や相性テスト、ウィルスに対する防御対策等として利用価値は高いと言
えるでしょう。
○. インストール
ダウンロードした、Virtual PCのフォルダの中のSetup.exe (下の画像を参考) を実行するとインストールウィザードが表示されるので、下の画像の
赤枠内の部分に注意して作業を進めます。インストール作業自体は難しいものではありませんが、インストール先については、OSをインストール
できる空き容量のあるドライブ、保守作業のしやすいフォルダを選択して下さい。Virtual PCのダウンロードには、フリーソフト Part4 厳選フリーソ
フト紹介
 を利用して下さい。
注1. WindowsXP Home Editionへ、インストールすると警告画面が表示されますが、そのままインストールを続ければ問題有りません。
Virtual PC Virtual PC
■ セットアップ
○. 仮想パソコンのセットアップ
仮想パソコンのセットアップに関しては、下の画像の赤枠で囲んだ部分に注意しながらウィザードに従って作業を進めて下さい。バーチャルマシ
ンの名前と場所の画面では、参照ボタンを押し、Virtual PCをインストールしたフォルダを選択してOKを押します。オペレーティングシステムの画
面では、インストールするOSをプルダウンメニューから選択して、次へをクリック。メモリの割り当て画面では、推奨を選択して作業を進めて下さ
い。割り当てるメモリサイズについては、後で変更することができます。
Virtual PC
○. OSのセットアップ
Virtual PCを起動すると、Virtual PCコンソールと言うウィンドウが表示されるので、起動ボタンをクリックします。ブラックバックのウィンドウが表示
されるので、実際のパソコンのCDドライブにOSのインストールCDを入れ、ツールバー → CD → 物理ドライブ (CDを入れたドライブ) の使用をク
リックします。次に、ツールバー → 操作 → リセットをクリックするとダイアログが表示されるので、リセットボタンを押します。Virtual PCが再起動
され、OSのインストールが始まります。指示に従いインストールを作業を進めます。OSのインストール方法については、初心者講座 Part10 初期
化2
 を参考にして下さい。
注1. Virtual PCは無料化されフリーで利用できますが、仮想パソコンにインストールするOSは無料では有りません。
Virtual PC
■ 環境構築と設定
○. 仮想パソコンの環境構築
インストールが完了すると、下の画像のように実際のパソコンのデスクトップに仮想パソコンのデスクトップが表示されます。実際のパソコンがネ
ット環境にあれば、仮想パソコンも設定無しでネット接続できます。また、ファイル操作関係の機能は初期状態では使い難いので、ツールバー →
操作 → バーチャルマシン追加機能のインストール/更新をクリックして表示されるダイアログの続行ボタンを押し、表示されるウィザードに従って
インストールします。インストールが完了したら仮想パソコンを再起動します。再起動後は、実際のパソコンと仮想パソコン間のファイルの遣り取
りがドラッグ&ドロップで出来るようになり、ダウンロードや解凍などのリスクのある作業を仮想パソコン上で実行して確認した後に実際のパソコン
へ、ドラッグ&ドロップで安全に移動させたりすることができます。
Virtual PC
○. ファイル共有の設定
仮想パソコン上に、共有するフォルダを作成してネットワークを構築すれば、実際のパソコンと仮想パソコン間のファイルの遣り取りが、更に便利
になります。設定方法は、共有したいフォルダを右クリックして表示されるメニューの共有とセキュリティをクリックします。下の右側の画像が表示
されるので、赤枠の部分にチェックを入れて、適用 → OK をクリックすれば完了です。
Virtual PC
○. 仮想パソコンの設定
仮想パソコンの動作が重いようであれば、メモリの割り当てを変更します。 ツールバー → 編集 → 設定をクリックし、表示される設定画面でメモ
リの項目を選択して、右側のスライドバーで使用するメモリの量を調整します。この時、仮想パソコンで使用するメモリ量を一気に増やしすぎると
逆効果になるので注意して下さい。
Virtual PC
○. 補足
仮想パソコン上の全てのデータは、上の右側の画像のハードディスクファイル、(拡張子 .vhd ) に保存されます。通常、このハードディスクファイ
ルは、仮想パソコンの本体があるフォルダに生成されています。拡張機能をインストールした直後辺りのタイミングで、このハードディスクファイル
をコピーして、別のフォルダにバックアップを取っておけば、仮想パソコンがウィルスに感染したり、何らかの不具合を起こしても、バックアップファ
イルを上書きしてやるだけで復旧できるので、必ずこの作業をしておいて下さい。