教区報「はばたく」に掲載のコラム

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最新メッセージ

2017年4月号

ドラッグ(覚せい剤・麻薬)

 有名人の覚せい剤・麻薬の使用が社会問題になることがあります。
この両者、恐ろしい習慣性がある点では同じですが、麻薬は医療現場で使用されても、覚せい剤は使用されることはまずありません。

 私自身、麻薬は今までに二回使用されています。
一度目は急性虫垂炎から腹膜炎を起こして激烈な痛みに襲われたときです。
モルヒネの注射で、痛みがクックックと取れていくのがわかりました。

 二度目は四年前の脊柱管狭窄症の術後です。
四時間に及ぶ大手術でしたが、翌日には歩いてトイレに行けました。
術後の麻薬のおかげです。

 医学に関するクイズがあります。
探検とか未開の地へ救護班として随行するなら持参する薬品の中で最も大切なものは? 

正解は「モルヒネ、麻薬」です。

 覚せい剤と麻薬の違いは?

 麻薬は天然に存在する物質であるのに対して、覚せい剤は人間が作り出したもの、つまり麻薬は、創造主、神が作られたものですが、覚せい剤は悪魔の作品です。
(井上 明生)


2017年3月号

高齢社会の中での介護福祉事業として積み重ねてきた。
当初は一事業だったのが十四事業になり、二十人足らずの職員が二百人に迫る大所帯となった。
百二十年の歴史の中での五分の一の期間ということになるが、ハンナ・リデルの創設から振り返ると、発展・栄光・苦難・忍耐の時代等色々なプロセスがあって今がある。
これからも一本調子で事業が存続されるわけでもない。
しかし、これまで継続されている上で重要なことはリデル以来の精神の継承であり、その中心に降臨教会がある。
一時は物おきと職員が誤解するほど荒廃していたが、今は主日礼拝も守り、教会に連なる信徒も増えている。
ものごとには時がある。
いい時も悪い時も、発展も停滞も。
さて、今の私の愛読書は、モンテーニュのエセーとイザヤ書である。
(小笠原 嘉祐)

2017年2月号

この欄で、時折皆様のお目に留まる機会が与えられたことを、戸惑いつつも感謝している。

 東日本大震災が縁で、と言うのは大変皮肉ではあるが、それまで出会う機会のなかった場所や人との繋がりが震災を通して与えられた。
今では、親戚に会いに行くような思いで毎年東北を訪ねている。

 あの日、津波で全てが流される様を繰り返しテレビで見ていた。
初めて実際にその場所を訪ねた時、私は当時の恐怖を想像してしばらく車から降りることができなかった。
しかし現地では、傷つきながらも一日一日を歩む人たちがいた。
私は、その踏ん張りと、心の傷の両方を見つめたいと思い、繋がり続けている。

 昨年十一月、東北を訪問している最中に大きな余震に見舞われた。
テレビからは「震災を思い出せ」と叫ぶアナウンサーの声。
その口調も相まって、現地では過呼吸や体の震えなどが現れ、心的外傷がまだ残っていることを自覚した人もいた。

 時は過ぎる。
被災した町の様も変わる。
しかし心の傷は同じ速さで回復はしない。
三月末、一部の仮設住宅では退去期限がやってくる。
人々の心が置き去りにされぬよう願う。
(牛島和美)

2017年1月号

 大隅先生ノーベル賞受賞

ノーベル賞の自然科学部門三賞は、授賞の条件がノーベルの遺言に従って、賞ごとに異なっているのをご存じでしょうか。

 物理学賞は「最も重要な発見または発明をした人に」、化学賞は「最も重要な発見または改良をした人に」、医学・生理学賞は「最も重要な発見をした人に」と書かれています。
つまり、医学・生理学賞の対象はすべて「発見」に限定されています。

 たとえば、大隅先生が発見されたオートファジーは、不要になった細胞のリサイクル機構の発見であり、大隅先生が作られたものではありません。
人類創造のとき、創造主によって用意されました。
昨年の大村先生は寄生虫を完全に駆除できる抗生剤を、よく通うゴルフ場の土壌の中から発見されました。
おそらく太古の昔から、そこに眠っていたものを、たまたま発見されたのでしょう。

 すべてが凡人には成し得ない偉大な功績ですが、これらを用意された創造主の方がもっと偉大です。
私たち人類は、それを一つずつ解き明かしているにすぎません。

(久留米 井上明生)

 

 

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