スキー100年目の革命Q&A

62 最後に・・・スキー上達の秘訣ベスト5(2005年版)


1 スキー上達の近道を、効果の大きい順にあげるとどうなるか?

@良い道具、A習う、B仲間をつくる、Cスケジュールを立てる、Dゲレンデ長居、の5つです。


2 最も重要そうな「習う」をさしおいて、「良い道具」がなぜトップか?

「ずんどうの旧式」「難解モデル」「エッジ落ち」などの板を、そうとも知らずに一生懸命努力したあげく、実りなく撤退する人が多すぎます。上級者が情報を集めて、なるべくやさしい板に流れているのに、初級者が難しい板を律儀に続けています。案の定、心が離れスキーのない生活に戻って終わり・・・。「習う」以前の下地づくりが、良い道具、そして適切な道具なのです。


3 上達は練習時間に比例すると聞くが、なぜ「日数を増やす」がないのか?

日数を増やせば、上達するに決まっています。今始めた人が、パラレルの壁を越えるにはどうすればいいのか、答はわかりきっており、25日までやめなければ越えます。問題はどうやれば25日まで続くかです。突き詰めれば、危険日の20日であきらめてしまうのを食い止めることです。上記の5項目は、行きたくなる心理をつくり出すお膳立て、日数を減らす原因の取り除き方、出不精を防ぐ作戦なのです。


4 ゲレンデで何が起きれば日数が増え、何が起きれば減るのか?

成功体験が多いと増え、失敗体験が多いと減ります。早いうちにたくさん失敗して、より偉大になろうと真面目に考えると、結果的にスキー撤退が早まります。


5 続けようかやめようか、迷える初級スキーヤーに一番必要なものは何か?

パラレルの壁を理屈で知った上で、必ずカービングスキーで滑ることです。パラレルができれば世界が一変します。誘われて渋る気持ちも、「金がない」「道具が重い」「香港旅行より高い」などの嘆きも消え、楽しく舞い上がります。これまではスキーじゃなかった、と思うはず。のんびりリゾートスキーと生涯スキーは、その後ゆっくり考えても間に合うでしょう。


6 結局どういう人が、この生涯スポーツを手中に収めるのだろうか?

スキー運のある人です。続けるか、やめるか、意志以前に何か「事件」が振り分けています。例えば私は初スキー時にO脚が原因で、旧式板でボーゲンが暴走しました。1日目から教習を荒らす悪役です。しかし2人の先達から別々の日に「横滑りはできている」「横滑りはいい」と聞き、火種が残りました。犬もおだてりゃ木に登る・・・。元々スポーツは一切やらないので、一度はやめて、しかし復帰しました。復帰の支えは仲間です。一人で完結するスキーにも、一人では解決できない何かがありそうです。


7 スキー運のないケースとして、どういう例があるのか?

「カービングスキーをたくさん持っているのなら、不要の板をくれ」と、初級の知人が言い出しました。しかし不要の板は、硬くて使えないからお蔵入りにしているわけで、もしその硬い板を譲ったら、最後の切り札に本人は失敗し敗れ去る・・・、という最悪の結末が予想されます。そこで私は、幅広で軟質のニューモデルを店で調べて、その人に4種類の製品を紹介しました。


8 その人は開運の板を無事買って、新境地へと出直せたわけか?

ところが本人がすでに持っている、旧式スキー板、靴、ストックの3点セットが、バーゲンの格安品だったのが問題でした。紹介した初級スキー板は板だけの単品で、3点セットの2倍の値段になるから、もったいなくて心情的に手が出ないのです。道具を何も持っていなければ、抵抗なく買えてスッと未来へ踏み出せるのに・・・。そうこうしながらズルズル6年休んでしまって、もう運がないとしか言いようがありません。


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