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■虫歯予防

   
 
■予防について
 
 

 虫歯や歯周病は細菌感染ですから、まずは入れない、菌を減らす、細菌の産生物質から護る、言葉は悪いのですが死んでもらう、丈夫になる、えさを与えない、住みにくくするといったような手段が考えられます。

 
   
 
■虫歯予防
 
 
まずは虫歯予防ですが・・・
 
 
菌を入れない
方法
食事の際、親が使ったスプーンで食べさせない。
詳細
大体は親からの直接感染。きちんと洗えば問題なし


菌を減らす
方法
日常的にはブラッシング
詳細
年に2〜3回 機械的歯面清掃(PMTC)
(ミュータンス菌はなかなかブラッシングでは取れない)
よく噛む(唾液には抗菌物質が多く含まれる)


酸を中和する
方法
よく噛んで唾液を多く出し、酸を中和する
詳細
(唾液は血液由来、出れば出るほど血液のpH7.4に近くなる)
寝る1時間前に食事を終わらせる
(寝ている間は唾液はほとんど出ない)


菌に死んでもらう
方法
よく噛む(唾液中の抗菌物質の作用)
抗菌剤入りの歯磨き粉を使う(IPMPはバイオフィルムも破壊)


丈夫になる
方法
フッ素の使用
詳細
低濃度のフッ素を毎日使うほうが高濃度のフッ素の歯面塗布より効果的
(歯磨き粉、ジェル、うがい薬)


菌にえさを与えない
方法
おやつを含めて1日の食事回数は4回まで
詳細
飴などのダラダラ食いは酸に長時間さらされ脱灰が進む
(飴と鞭というが、歯にとっては鞭と鞭)
脳にとって糖は大事であるが過剰な摂取はさける


菌が住みにくくする
方法
シーラントをおこなう(過信は禁物)

 



 
 
■歯周病予防
 
 

歯周病予防は虫歯予防と異なるが

 
 
菌を入れない
方法
なかなか難しい


菌を減らす
方法
日常的にはブラッシング
詳細

年に2〜3回 機械的歯面清掃(PMTC)
歯肉溝内も洗浄してもらう
よく噛む(唾液には抗菌物質が多く含まれる)



菌に死んでもらう
方法

抗菌剤入りの歯磨き粉を使う
(IPMPはバイオフィルムも破壊)



丈夫になる
方法
免疫作用が十分働くように副交感神経優位にする
詳細

1日7時間前後の睡眠をとる
適度な食事をとる。偏食はさける
糖尿病にならないように暴飲暴食はさける
適度な運動をする
ストレス発散をする
過労は避ける
抹消を冷やさない
タバコはやめる



菌が住みにくくする
方法
定期的に歯石をとってもらう

 私の薦める歯みがきは最初IPMPの入った歯磨き粉を普通の硬さのやや小さい歯ブラシで5分くらいの時間をかけ満遍なく磨き、よくうがいをして細菌に外に出て行ってもらい、フッ素の効果が出るように1000ppm程度のフッ素ジェルにてもう一度軽く磨き、少量の水で軽くうがいするという方法です。

 



 
 
■歯列矯正(不正咬合)予防
 
 

 歯並びのところで述べましたが、不正咬合のほとんどが口呼吸に伴うものです。したがって、不正咬合の予防として口呼吸をしないということになるでしょうが、生活環境の変化により増えたアレルギー性鼻炎を抑えることはなかなか難しいことだと思います。しかし、鼻で呼吸する行為は母乳を飲むという行為によっても得られるものです。母乳が出るためには唇で乳輪の部分をしごくようにして押し、さらに唇を閉鎖し口腔内を陰圧にして吸いとっていきます。このとき呼吸は鼻でしっかりとおこなっているのです。簡単に母乳が出てしまう場合もあるようですが、母乳を吸うことにより唇の口輪筋という筋肉が発達していき口唇閉鎖を確立していきます。しかし、ミルクを哺乳瓶で飲ませる際は哺乳瓶を逆さまにするだけでミルクが出てしまうものもあり、これでは口唇閉鎖力は未熟なままで将来的は口が開いたままになるかもしれません。また、以前断乳という自然の摂理からかけ離れた行為がもてはやされ推奨された時期がありましたが、これによる弊害もおおきいのではと考えられます。赤ちゃんは言葉を話しませんが、赤ちゃんの精神状態からみても賛成しかねます。母乳が出ないならともかく出るのであれば2歳くらいまでは母乳で育ててもよいのではないでしょうか。

 口呼吸の原因として一番の原因はアレルギー性鼻炎ですが、アレルギー性鼻炎が増えだしたのは、昭和40年くらいで日本の高度成長により生活が豊かになり、旧来の日本家屋のような風通しのよい住宅と異なり、高気密高断熱の住宅が増えダニなどのアレルゲンが繁殖し、そこに死骸などが蔓延したためと考えられています。私はアレルギー反応は副交感優位の場合に起こりやすいということから、高度成長により日本人の生活が豊かになり副交感神経優位が行き過ぎたために起こっているのではないかと考えています。最近の子は低体温の子が多いようでこれも副交感神経優位になりすぎているためといわれています。また、家でゲームで遊ぶためや治安が悪くなったことなどから外で遊ぶことがなくなったことも助長させているのかもしれません。下顎の後退の子が多いのもゲームばかりで遊んで姿勢が悪くなっているのも原因といえます。
歯並びの悪さはいろいろな生活環境の変化に惑わされて、本来の子供らしさを失ったためといえ、改めていくべきところは改めていかなければ改善していかないと私は思います。

 私は、歯列不正は生活レベルの向上の代償と考えていますが、生活レベルを昔のレベルに戻すことは困難なので、予防としては口輪筋の筋力アップによる口唇閉鎖力の向上やできるだけ外で遊ぶということと、アレルギー性鼻炎を悪化させる原因としてアイスクリームが挙げられますので、あまり食べ過ぎないといったことが考えられます。今のところあまり決定打がありませんので、6歳くらいになっても永久歯が生えてくるのに十分なスペースがなければ拡大矯正をしたほうがいいと思います。

 



 

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