99年12月号
大学への数学 「99年12月の宿題」
[答]
背理法を使って証明しよう。
適当な定数kは任意のnに対して、G(n)はk−彩色可能とする。
すると、十分大きなnに対して、
G(n)の部分集合U(1)={(i , i+1)|i=1,2,3,・・・}とする。
このU(1)のうち同色の頂点が一番多いの選び、それを
V(1)={(ai , ai+1)|i=1,2,3,・・・}とする。
つぎに、G(n)の部分集合U(2)={(a2i−1 , a2i )|i=1,2,3,・・・}とする。
U(2)は、V(1)と辺で結ばれているので、V(1)以外の色である。
このうち同色の頂点が一番多いの選び、それを
V(2)={(bi , ci)|i=1,2,3,・・・}とする。作り方よりbi < ci < bi+1
また、G(n)の部分集合U(3)={(b2i−1 , b2i )|i=1,2,3,・・・}とする。
U(3)は、V(1)とV(2)に辺で結ばれているので、V(1)とV(2)以外の色で
ある。このうち同色の頂点が一番多いの選び、それを
V(3)={(di , ei)|i=1,2,3,・・・}とする。作り方よりdi < ei < di+1
また、G(n)の部分集合U(4)={(d2i−1 , d2i )|i=1,2,3,・・・}とする。
U(4)は、V(1)とV(2)とV(3)に辺で結ばれているので、それらの3色以外
の色である。このうち同色の頂点が一番多いの選び、それを
V(4)={(fi , gi)|i=1,2,3,・・・}とする。作り方よりfi < gi < fi+1
という風に繰り返すと、十分大きなnに対して、U( k+1)が存在することに
なるが、これは、各V(i)(i=1,2,3,・・・,k)と辺で結ばれているので、もう色
の種類がない。
よって、G(n)はk−彩色可能ではない。
よって、題意を満たす。