肥前鳥島

  男女群島 女島の西約30kmに点在する、3つの独立礁で、ナギの日にか上礁出来

ません。ただし、北東風には、私の経験から、ある程度は上礁できます。その理由は、北

東側に男女群島が位置しており、遠くから波及してくる波を男女が遮ってくれるためです。

しかし、風が強くなれば、鳥島と男女の間の海域で波が発生するため、上礁は不可能で

す。風の強さは、女島灯台の気象情報で、波2・うねり1・風3〜4mまでが目安です。

 鳥島で大釣りする秘訣は、コマセを大量に効かせることです。鳥島の瀬際には魚は

あまり居ません。驚かれるかも知れませんが、事実です。鳥島は周囲が大陸棚で、その

中に水深70mほどの浅い棚の上に北・中・南岩があり、回りにはたくさんの魚が群れて

いますが、瀬には付いていないため、沖からコマセで寄せて釣ります。イサキ釣りなど

は、2時間ほど撒かなければ、釣れません。しかし、釣れ始めたなら、入れ食い状態とな

ることが多く、イシダイも同じで、2,3航海後でなければ、釣れません。イシダイのコマセ

は上物のコマセに比べて即効性がなく、初航海から1週間程しなければ釣れ始めない。

ただし、春先の2,3航海は居付きの3〜4kg前後のイシダイが釣れます。

 現在はフルシーズンで上礁するようになり、場荒れも見られ始めましたが、1年中コマセ

が効いた状態となっており、思わぬ爆釣に果まれることが有ります。船の当番日を聞いて

予約されること。

 北 岩

北岩は瀬が低く滑りやすいが、3礁の中で

一番爆釣のチャンスが高いポイントであ

る。周囲のすべてがポイントになるが、特に

西角とタイドプール前が良く、二ケタの釣果

が期待できる。  タイドプール前25〜30

の水深があり、上潮が正面から当ってく

るが、中〜大潮時は潮が速すぎて釣り辛

 い。このような潮の時は、カベ釣りに徹すること。下げ潮は 右斜めから、緩やかに舞い込

んで来るため、この時がチャンスである。石鯛の型は鳥島サイズと言われる1〜2kg程度で

あるが、シーズン初めの3月から4月には、過去にクチジロや大型の石鯛 も上がっており、

油断できない。4名ほど竿出しができる。

 西角は上下潮とも狙え、釣り座を移動しながら釣る。北西角に大きな沈み瀬があり、この

左右を釣り分ける。竿出しは3名がベストであるが、釣り座が狭くグループでの上礁時は、

譲り合いながら竿出しすることを薦める。

 北東角のポイントは、10〜15m程の水深があり中〜小型の石鯛が多い。ウネリが小さい

時は釣り易いが、瀬が低いため、少しでも大きくなると、打ち上げてくるため危険である。

十分に注意されたい。また、北側はワンドになっており、波が高くなると波が這い上がって来

るため、非常に危険な状態となる。風が強くなってきたら、早めの回収を心がけておく必要

がある。  上礁は8〜9名までで、ロープとハーケンで荷物を固定しておくこと。

 

  中岩・南岩

  中岩と南岩は水道を挟んで位置し

ている。

中岩は、最大10名程が上礁できる

が、東風が強い時は、東の船着け

場所のポイントが、低いため波を被

って釣る事が出来ず、西側ポイント

と高台からに限定され、5〜7名程

か釣る事が出来ない。

   しかし、鳥島3礁の中では1番安定

した釣果を期待できる。西側の船着

場のポイントは、3〜5名が底物、上

物共竿出しでき、足場も安定してい

るため、上礁希望者が多い。

 

 東側の低い船着場のポイントは3〜4名が竿を出す事が出来るが、東のウネリがある時

は釣り辛く、突然、大きなウネリが、襲う事があるため、十分な注意が必要である。過去の

実績としては、1日3名で130枚の釣果があった翌日に100枚以上の釣果を見たことがあ

り、乗っ込期に一旦、食いが立つと爆釣する事があり、下げ潮が緩やかに右方向に流れて

行く時が、チャンスである。 

中岩のヘソと呼んでいるポイントは1名しか竿出しが出来ないが、1人でゆっくり楽しみたい

人には向いており、釣果もそこそこ期待できる。反対側のがけを降りていくと、2名程のイシ

ダイポイントがあり、10m程の水深しかないが、乗っ込期は二ケタの釣果が期待できる。

 上物のオナガも5月までは60センチオーバーが瀬際でヒットする。

  南岩は水道に面したポイントで2名、西側で3名ほどが竿出し出来る。東側の水道は足

元で15m程の水深があり、過去に1潮で50枚程の釣果を見せた事もあり、上下潮が緩や

かに瀬際を流れる時が、チャンスである。ただし、足場が前下がりで、濡れている時は極

端に滑るため、ドンゴロスを引いて滑り止めをするか、フェルトピンスパイクのシューズを履

いて足場を固めなければ、危険である。鳥島の中ではアラの実績は1番高い。

上物は水道を流すとオナガ、クロの数釣りが楽しめる。

  西側は瀬際から2m程ハエ根が張り出しており、その先を釣る。現在、南岩のポイントで

は1番実績があり、乗っ込期は3名で100枚ほどの釣果を見ることがある。南西カドに1名

だけ乗れる窪みがあり、荷物を置く場所もないほどの狭いポイントであるが、上礁できたら

確実に他のポイントを上回る釣果が期待できるベテラン向きの場所である。

 

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