高鳥居山

       「立花統虎、星野兄弟討つ

       高鳥居山は、福岡県須恵町と篠栗町を分ける境界線上にある標高381mの低山である。 一般的には
      「岳城山(たけしろやま)」と呼ばれている。一説には此の山には、かって遠くからでも見ることの出来る
      高い鳥居があったので「高鳥居山」と呼ぶようになったとも云われる。東は「若杉山(681m)」に連なる。
      13世紀末ごろ山城が築かれ、戦国時代には大内氏の家臣「杉氏」三代の城となっていたが、天正期には
      空き城となっていた。城の規模は東西に二町あまり、幅は広いところでも十間ほどである。遠目にはなだ
      らかな山並みに見えるが、南西斜面に一部緩やかなところがあるが、総じて周囲は急崖で、北から東に
      かけて直登は困難である。
      天正14年6月「島津忠長」率いる島津の大軍が筑前入りしたとき「忠長」は、立花山城の押さえとして筑後
      「星野吉実・吉兼」に高鳥居山を守らせた。しかし島津は撤退するとき、「星野兄弟」は高鳥居山に置き去り
      にされ、孤立したところを「立花統虎」に討たれる。 詳しくは「豊薩争乱(1)」を参照されたい。

       こんにち此の山は、登山路(林道)が良く整備され緩勾配のため、低学年児童でも登ることのできる市民
      登山のルートとなっている。ホームページ管理人も年数回訪れる。今回は平成20年10月7日登った。
      車は須恵町の「歴史民族資料館」に置く。歩行距離は2,5km程だが、途中皿山公園の「孔雀」飼育場に
      立ち寄ったり「池の鯉・アヒル」に「餌」与えたりしてぶらぶら1時間ほどかけて登った。春に訪れると、皿山
      公園は「つつじ」が見事である。道が整備されているので危険な箇所は殆どないが、標高238m付近の
      分岐点は必ず右へ進むこと。直進すると高鳥居山には至らない。
      
      二の丸跡には、福岡民放5社のテレビ中継所があって、若干景観を阻害しているが気にならなければ眺望
      は良い。
 
         
             東の本丸砦跡の石碑                 二の丸と本丸へ通ずる曲輪
                                           風化して低くなって入るが
                                           右端に土塁跡が確認できる

                  
                      道路に削られているが、登山路脇の土塁と空堀
                      土塁は三連になっており、空堀は四つある
                      恐らく此の辺りが大手口要所であったと見られる

     


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