
街中に墓地がある。いまは地名だけが残っているが、昔、南林寺という大きな寺があった。明治になって廃仏毀釈でつぶされ、そのあとに神社が建てられた時、一般市民のための墓地がつくられた。135,000もの墓が立っていたが、あまりにも街の真ん中だったため、その後郊外に改葬された。無縁仏として残ったものをすぐ近くの南洲寺に改葬して、南林寺由緒墓としたものが残っているのだ。
勤皇の志士、学者、武芸の達人の墓などが保存されているそうだが、その一角に「馬慰霊之碑」を見つけた。いななき猛る馬の姿を象ったのだろう。馬が軍馬をさすのか、農耕馬をさすのか、由緒由縁はなにもわからない。 |