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海水淡水化施設 |
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福岡海の中道奈多海水淡水化センター(まみずピア) |
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福岡海の中道奈多海水淡水化センター(まみずピア) |
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海水淡水化事業について |
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事業の目的
福岡都市圏は21世紀を向かえますます発展が予想され、その基礎となる水道水の安定した供給は、さらに重要度を増してくると考えられ、需要に見合う新規水源の確保が急務となっています。
福岡都市圏は地域内に一級河川を持たないことから、これまで筑後川からの広域利水を積極的に進め、安定給水の確保に努めてきました。また、ダム建設をはじめ、水資源の開発にも積極的に取り組んできましたが、近年の少雨傾向もあり、渇水が頻発しています。
このような状況の中、福岡県において、平成22年度を目標年次とする福岡地域広域的水道整備計画が策定され、その中で海水淡水化事業が位置づけられました。このため、福岡地区水道企業団(県や市、町などの水道事業の経営に関する事務を共同処理する)では増加している水需要や頻発する渇水への対応として、筑後川水系に多くを依存する福岡都市圏の自助努力のひとつとして、海水淡水化事業を行いました。
事業の経緯
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平成8年度 |
福岡都市圏海水淡水化導入検討委員会設置(福岡県) |
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平成9年度 |
福岡地域広域的水道整備計画策定(福岡県)
(海水淡水化事業を位置づけ福岡地区水道事業企業団を事業主体として定めた) |
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平成10年度 |
海水淡水化事業認可を得る(旧厚生省) |
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平成11年度 |
事業に着手し「プラント施設及び取水施設」工事については、公募型技術提案評価方式を採用
プラント施設用地取得
導水管布設工事 |
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平成12年度 |
「プラント施設及び取水施設」工事の契約締結
(提案審査委員会で「大林組・協和機電工業建設工事共同企業体」を最優秀者に決定)
杭工事、取水井工事、発進立杭工事
実証試験施設設置工事(奈多漁港)
導水管布設工事
安全祈願祭実施 |
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平成13年度 |
プラント施設工事(建築躯体工事、プラント機器製作等)
取水施設工事(取水導水管布設、集水桝設置、取水井工事等)
実証試験
多々良混合施設用地取得、事前調査、実施設計
放流施設実施設計
導水管布設工事 |
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平成14年度 |
プラント施設工事(建屋建築付帯設備工事、プラント機器製作・据付・配管工事)
取水施設工事(集水管設置等)
多々良混合施設工事
放流施設工事
導水管布設工事 |
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平成15年度 |
プラント施設工事(膜エレメント製作、電気計装設備工事、建築内装工事、外溝工事)
多々良混合施設工事
放流施設工事
導水管布設工事 |
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平成16年度 |
プラント施設工事(外溝工事)
多々良混合施設工事
導水管布設工事
総合試運転
正式名称、愛称決定 |
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平成17年度 |
供用開始 |
施設の概要
■海水淡水化施設
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施設名称 |
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海の中道奈多海水淡水化センター |
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(愛称) |
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まみずピア |
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設置場所 |
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福岡市東区大字奈多1302番122 |
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敷地面積 |
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約46,000m2(ヤフードームの約1.3倍) |
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建築面積 |
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約16,000m2 |
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構造・階数 |
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鉄骨造 地上2階建 |
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取水方式 |
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浸透取水方式(玄界灘) 最大取水量(103,000m3/日) |
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前処理 |
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UF(Ultra Filtration・限外ろ過)膜処理 |
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海水淡水化方式 |
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逆浸透方式(清算水量 最大50,000m3/日) |
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放流方式 |
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和白水処理センター処理水との混合放流(博多湾内) |
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竣工年月 |
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平成17年3月 |
■付属施設
多々良混合施設、下原混合施設、導水施設(導水管パイφ800mm×総延長約21km)
■総事業費
約408億円
施設の特徴
浸透取水方式の採用により、清澄な海水を安定的に取水できます。
前処理のUF膜を採用することにより、微生物や極細微粒子まで除去でき、通常の凝集沈澱ろ過に比べ、汚泥の発生もなくコンパクトで敷地面積
が小さくなります。
※UFとは「限外ろ過」のことで、クリプトスポリジウムはもちろん、各種ウィルスも除去できまる。
逆浸透システムでは、高圧膜に低圧RO膜を加えることで、より良質な水を生産できます。
※ROとは「逆浸透」のことで、高圧RO膜で脱塩を行う。塩素イオンやナトリウムイオンも除去できる
淡水回収率(60%)の向上により、取水海水量が少なくなり、前処理施設も縮小でき、低コストになります。 |
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取水方式について |
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取水方式:浸透取水方式
浸透取水の基本的な考え方
浸透取水方式は、構造物設置に伴う周辺海域への影響を少なくすること、また砂のろ過作用により、きれいな海水を取水することが目的です。
浸透取水方式では、取水ポンプによって取水井の水位を海面より下げ、その水位差を利用して、砂が移動しない非常に遅い速度(限界流速以下)で海水を取水します。 |
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海水淡水化のしくみ |
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海水には約3.5%の塩分が含まれていますが、海水を蒸発させたり、特殊な膜を用いて海水から塩分や不純物を取り除いて淡水を得ることを「海水淡水化」と呼んでいます。
淡水化方式の一つである「逆浸透法」とは、次に示す浸透の原理を利用して、工業的に作られた半透膜(逆浸透膜)を収納した「逆浸透膜モジュール」に、加圧された海水を連続的に供給することで、海水から淡水を得るようにしたものです。 |
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逆浸透の原理 |
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真水は通すが塩分は通さない特殊な性質を持つ「半透膜」で真水と塩分を仕切ると、自然の力は、塩水の塩分濃度を薄めようとして、半透膜を通して真水が塩水の方に移動します。これが「浸透」と呼ばれる現象です。 |
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温度や塩分の濃度によって違いますが、この水の移動によって真水と塩水の水位の差ができ、力のつりあいがとれて水の移動は止まります。
このときの真水と塩水の水位の差に相当する圧力を、その塩水の「浸透圧」と呼んでいます。 |
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浸透現象を逆に利用し、この「浸透圧」以上の圧力を塩水側に加えると、塩水中の水だけが「半透膜」を通して、真水側に 押し出されます。これが「逆浸透」と呼ばれる現象です。
このようにして、塩水から真水が得られます。 |
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