電磁波過敏症の症状電磁波過敏症の症状
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2017年にある国際的な事件が一部で報道されていたのですが、ご存知でしたでしょうか?

電磁波攻撃自体は海外では決して珍しい事ではありません!

歴史の真実・桶狭間に転がった桶とは?

「おわい屋」という語彙を始めて目にしたのは三島由紀夫の文学作品「仮面の告白」の文中であった。

いまや放送禁止用語であり、死語となったこの語彙はおそらく関東周辺地域の古語であったのかもしれない。

「おわい屋(汚穢屋)」とは、便所の汲み取りを職業とする専門用語である。

現代の上下水道完備の若い世代には、この一昔前の便所の汲み取りということさえ理解が及ばないことであろう。

それこそむかしむかしの話になる。

庭の裏木戸があいて誰かが入って来た。小母さんは又,口を袂で押さえて,「ほら,来た来た豊田さん,貞子も。早く早く」といって自分から先に家へ入ってしまった。私も何が何だかわからないで,小母さんの後につづいてお勝手から入った。小島さんがお勝手と廊下をしめた。小島さんに,「何あに」と聞くと,小島さんは,「おわい屋,おわい屋」と言って笑った。…… ガボッガボッとおわいを汲む音が聞こえる。…… 手拭でほおかむりをした,おわい屋さんは,天秤棒をキシキシいわせて,こい桶をかついで出て行くところだった。うす黄色い水が汲み取り口から,点々と三四ヶ所たれていた。小母さんは,「まあ,だらしのないおわい屋さん」と言ってまゆをしかめた。…… 小島さんは小声で,「家のお母さんとっても綺麗好きなのよ。だから,おわい屋さんやなんかきて,さわった所は皆ふかせるのよ」と壜の蓋をしながら言った。』「綴方教室」(「綺麓好き」)(豊田正子著,木鶏社刊)

汚穢屋とはいっても、これはれっきとした歴史のある職業であり、江戸時代以前から重宝されていた。

長屋でも汲み取りの人が回ってきてそうした屎尿を回収していったわけで、その際には回収量に応じて大家にはいくばくかの金銭の支払いがあったのである。

いわゆる臨時収入というやつである。

汚穢屋は少なくとも一般庶民の衛生管理はもとより、農事に欠かせない堆肥をひろく回収斡旋していたことになるわけで、これは戦国時代からその活躍が各所で見られたのである。

糞尿から塩硝が生成され始めたときにも、火薬の原材料という軍事物資にも直接かかわっていたわけで、ここから大いに財を成した者も出てきたことがそれとてく伺えてくる。

戦時には欠かせない兵糧運搬や糞尿処理の現場には、意外にも御用商人が関わっていた。

人間が一時に大勢集まればあらゆる商売の機会が生まれてくるわけで、目敏い商人たらがこうした戦時経済の場へ次々と参画していった。

相手が誰であろうと売れる物があれば売る、買い取る物があれば買い叩く。

もとより戦国時代であれば数千から数万の兵員が集団で戦場まで一定期間行軍するわけであるが、その間は厳しい軍律によって統制されていた。

行軍中は私語や勝手に隊列から離れての用便などは禁じられていたわけで、糞尿は指定御用商人が用意した桶にため込まねばならなかった。

事前にそのような取引が専門業者とされていたのだ。

「こちらの隊の方は、この桶にお願いします!」
「桶の外にはお漏らしになりませぬようご配慮ください。満杯の場合はすぐに次の桶をご用意いたします!」

この時代糞尿は肥やしとして農家に高く売れたのであり、そこらに気安く垂れ流すようなものではなかった。

当然戦時には大軍団にはかならず汚穢屋の屋号が入った肥え桶がぞろぞろと後を付いていったのである。

こうした糞尿回収が戦時経済では機能的に働いていたことになる。

こうした習いがあってのことか、笑い話ではなく実際に田舎では「よその土地で小便はするな!小便するときは自分とこの田圃にしろ!」と子供までが親に口うるさくいわれていたのである。

経済に疎い戦国大名はこうした戦場の屎尿処理まで頭が回ってはいなかったようで、野放図に沿道に糞尿を放置していったこともあって近隣住民からは評判が悪かったのである。

糞尿処理がいい加減な武将は、厳しい戦国の時代を生きながらえることは出来なかったのは確かである。

たとえば籠城戦において城内の衛生環境が悪化したことによって悲劇的な結末を招いてしまったのが、能登(石川県)において行われた天正5(1577)年夏の第二次七尾城籠城戦である。

糞尿問題で話題になる事例である。

七尾城は能登畠山氏の居城であったが、上杉謙信により包囲され、その周辺の領民1万5千人あまりが城内に避難してきていたときのことである。

七尾城は山城であり、山全体に郭が設けられかなりの人数を収容できる大きな城ではあったが、ここでは肝心の大人数分の飲料水の確保と屎尿処理がうまく対応できてはいなかった。

気温の高い夏場、大量の糞尿が城内に溜まっていったことで、井戸がたちまち汚染されてしまったのだ。

籠城戦で飲料水が汚染されてしまえば致命的である。

これが災いして瞬く間に城内に疫病が発生すると、ついには頼るべき城主が早々に倒れてしまう。

表向きは籠城戦ではあるが、結局のところは自分らの溜まりにたまった屎尿が原因であえなく落城に至ったということである。

これが意外過ぎる戦国の糞尿譚なのである。

戦国時代の屎尿処理の事実を知ったとき私などはその合理性に感嘆せずにはおられなかったわけであるが、その際ふとある戦国武将のことが思い浮かんだのである。

それは駿河の戦国大名今川義元である。

2万5千といわれる大軍を率いて尾張に侵攻した今川義元・今川氏真親子に対し、尾張の大名・織田信長が少数の軍勢で今川本陣を強襲し、今川義元を討ち取った桶狭間の戦いがつとに有名である。

このとき昼食の支度にかかった今川陣営には、相当数の肥え桶が設営されていたのではあるまいか。

兵員の多くがいくぶん気が緩んだ瞬間であったであろう。

並べられた肥え桶の周りにも大勢集まっていたはずである。

そこを織田軍団が急襲した。

今川勢は逃げまどい大混乱に陥る。

この間に今川義元は討ちとられ大敗するのである。

それこそ織田勢に攻め込まれた桶狭間の戦場跡には、放置されたままの肥え桶があちらこちらに転がっていたことであろう。

桶狭間に肥え桶である。

戦場が、桶狭間とはまさしく言い得て妙である。


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