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電磁波過敏症対策グッズ紹介!

2017年にある国際的な事件が一部で報道されていたのですが、ご存知でしたでしょうか?
電磁波攻撃自体は海外では決して珍しい事ではありません!

こうなるとキノコ狩も命がけでおじゃる毎年キノコの時期になると食中毒の事故が発生する。 食用キノコと毒キノコの判別はとても難しい。 キノコ採取に慣れている人でも間違えて中毒になる場合かある。 美味しいキノコといえばいろいろあるのだが、先般毒キノコの「スギヒラタケ」を食べたという中毒事件を耳にして、ふと平安時代のきのこ狩り名人の藤原陳忠のことを思い出した。 その経緯は古典文学作品に登場する。 「今昔物語集 巻28 「信濃守藤原陳忠落入御坂語 第三十八」 に紹介されている逸話であるが、これを最初に読んだとき藤原陳忠という人物に好感をもってしまった。 まさに平安時代のナチュラリストというべき人物である。 以下は「今昔物語集」に収録されている可笑しな逸話である。 「今は昔、信濃守藤原陳忠と云ふ人ありけり。任国に下りて国を治めて、任はてにければ上(のぼ)りけるに、御坂を越ゆる間に、多くの馬どもに荷をかけ、人の乗りたる馬、数知らず続きて行きける程に、多くの人の乗りたる中に、守の乗りたりける馬しも、懸橋(かけはし)の端の木を後足を以て踏み折りて、守、逆様(さかさま)に馬に乗りながら落ち入りぬ。底いくらばかりとも知らぬ深さなれば、守、生きてあるべくもなし。」 当時信濃守を任されていた藤原陳忠は任期を終えて京の都に帰る途中であったのだが、そのとき陳忠は馬に乗って数人の従者を従えて足下が危険な御坂峠を越える途中であった。 そこは険しい崖っぷちで、深い谷のそばの懸け橋を通りかかったのである。 そのとき、ふいに陳忠が乗っている馬が足を滑らせてしまい陳忠共々谷底へ転落してしまった。 ここから転落してはとても無事で済まされることはなく、主人陳忠が生きているようには思えなかったが、従者たちが深い谷底を覗いていると下からかすかに陳忠の呼ぶ声が聞こえてきた。 「おーい、おーい」と呼び声がする。 なんと陳忠は生きていたのだ。 谷底へ転がり落ちた陳忠は、このとき落ちながらも崖に生えていた木の枝を必死に掴んでどうやらそれ以上の落下を避けることができたのだ。 乗っていた馬の方はそのまま谷底へ転落してしまっていて、どうすることもできない。 陳忠は近くの枝を足場に必死にしがみついていたのであるが、するとその急な崖の斜面に珍しいヒラタケがびっしりと生えているのに気がついた。 一瞬、陳忠の目が輝いた。 ナチュラリストで食通の陳忠はそのヒラタケが格別美味であることを知っていた。 「おお、これほどにたくさん生えておるわい!」 しかもそれがきわめて入手し難いキノコであったのだ。 陳忠は、片手を伸ばしてヒラタケを思わずつかみ取る。 まさしく上等のヒラタケである。 陳忠は、従者に籠を下ろすように命じる。 従者が言われるままに籠を下ろしてするすると引き上げると、その籠にはヒラタケだけかいっぱい入っている。 陳忠は、再度籠を下ろさせる。 「「亦引け。」と云ふ声あれば、声に随ひて引くに、 此の度はいみじく重し。あまたの人かかりてくり上げたるを見れば、守、旅籠に乗りてくり上げられたり。 守、片手には縄をとらへ給へり。今片手には、平茸を三ふさばかり持ちて上り給へり。」 陳忠は従者に縄と籠を下すように命じると、この得難いチャンスを逃すまいとばかりにそこらに生えているヒラタケをかき集め、これを手土産にしながら従者の下ろした籠でどうにか救出されたのである。 陳忠は絶体絶命の危機から脱して非常に幸運だった。 陳忠は命が助かった上に珍しいヒラタケも手に入れて満足気だったかというと、意外にもそうではなかった。 「落ち入りつる時に、馬はとく底に落ち入りつるに、我は後れてふためき落ち行きつる程に、木の枝のしげくさし合ひたる上に不意(すずろ)に落ちかかりつれば、其の木の枝のさはりつれば、それをふまへて、大きなる股の枝に取りつきて、それをかかへてとまりつるに、其の木に平茸の多く生えたりつれば、見すて難くて、先づ手の及びつる限り取りて、旅籠に入れて上げつるなり。未だ残りやありつらむ。云はむ方なく多かりつるものかな。いみじき損を取りつる物かな。いみじき損を取りつる心地こそつれ。」 何と崖の上に無事這い上がった陳忠は崖の下にはまだ沢山のヒラタケがあったと心残り気なことをいい、それを採り残してきてしまったことが「とてもくやしい」などと何とも強欲なことを口にするのでまわりの者は呆れかえってしまった。 それほどにヒラタケは陳忠にとって珍味であって、格別美味しい食材であったということだ。 まあそれでも、陳忠は傷だらけになりながらも珍味でもある珍しいヒラタケの収穫に成功したわけで、自分が命拾いしたこと以上にこのとき思いがけずキノコ狩りが出来たことがよほど嬉しかったらしく、その経緯が面白おかしく古典文学にもしっかり収録されているわけである。 転んでもただでは起きない藤原陳忠は、珍しくしたたかなお公家さんだったというわけ。
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