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■ファインダーグループ

ファインダー交換式のカメラは、ファインダー取り付け部からフォーカシングスクリーンが交換できます。ファインダーが固定されているOM-1シリーズ、OM-2シリーズ、OM-3シリーズ、OM-4シリーズは、レンズ取り付け部からフォーカシングスクリーンの交換が可能です。この方式は他社のカメラにも見ることができます。
OM-4、OM-4Ti、OM-3、OM-3Tiのファインダーには視度補正機構が組み込まれていますが、その他の機種はアイカップを利用して視度補正レンズを取り付ける必要があります。

フォーカシングスクリーン

1-1 マイクロマット式(一般全レンズ用)
中央のマイクロプリズム部とマット面でピントを合わせることができる。マイクロプリズム部は開放F値がF5.6以上のレンズやF5.6以上の絞りでプレビューした時かげる。OM-1、OM-2に標準的に装備されていた。
1-2 マイクロマット式(望遠・標準レンズ用)
1-1と同じタイプであるが、マイクロプリズム部はF5.6でもかげらず、望遠レンズや標準レンズに適している。
1-3 スプリットマット式(一般全レンズ用)
中央のスプリットプリズム部とマット面でピントを合わせることができる。スプリットプリズム部はF5.6以上の絞り値ではかげる。
1-4N 全面マット式(一般全レンズ用)
全面がマット式になっておりプリズム部をもたないため、開放F値やプレビューした時の絞り値によりかげりがでることがない。
1-5 マイクロ透過式(広角・標準レンズ用)
中央はマイクロプリズムになっているが、その他は透明なスクリーンになっている。ボケ具合を確認できないが、マット面がない分だけ明るい。
1-6 マイクロ透過式(望遠・標準レンズ用)
1-5と同じタイプ。中央のマイクロプリズム部はF5.6でもかげらない。
1-7 マイクロ透過式(超望遠レンズ用)
1-5と同じタイプ。中央のマイクロプリズム部はF11でもかげらないので、開放F値の暗い超望遠レンズに適している。
1-8 全面マット式(天体・超望遠用)
全面が非常に細かいマット面になっている。そのため、どこでも精密なピントあわせができる。
1-9 透過式(内視鏡撮影用)
内視鏡にカメラをつけた時に使用する。全面が透明となっており明るい視野が得られる。
1-10 方眼マット(シフトレンズ用)
全面マットに方眼が入っている。もともとシフトレンズやマクロレンズ用として準備されたが、構図が決めやすいので一般撮影でも用いられる。
1-11 十字マット式(接写・拡大撮影用)
中央部は透明で二重十字線があり、周囲を細かいマット面にしてある。低倍率の接写はマット面、等倍以上では十字線でピントを合わせる。
1-12 十字透過式(顕微鏡・等倍以上撮影用)
バリマグニファインダーなどを装着して、まず二重線で視度調節をし、十字線を使ってピント調節をする。
1-13 マイクロ/スプリットマット(一般全レンズ用)
中央のスプリットプリズムをマイクロプリズムで囲み、さらに周囲はマット面になっている。OM-1NやOM-2Nに標準的に装備されたスクリーン。
1-14 マイクロ/スプリットマット(一般レンズ用)
中央のスプリットプリズムが斜めになっている。横線や縦線の多い被写体に向いている。

ファイン・ルミマイクロマット

それまでのスクリーンのマット面に改良を加え、明るくなった新型フォーカシングスクリーン。OM-3Tiに標準装備されると共に2種類の新型スクリーンが発売された。交換はできないがOM20にこのタイプのフォーカシングスクリーンが採用されていた。
ミラーボックス内の受光素子は正しい測光値を示すが、ペンタ部の受光素子はフォーカシングスクリーンが明るくなった分だけ誤差が生じる。そのため、OM-2SP、OM-3、OM-3Ti、OM-4、OM-4Ti(BLACK含む)以外の機種には取り付けられないようにスクリーンの出っ張り部分の形状が異なっている。

2-4 全面マット式(一般全レンズ用)
1-4Nの改良型。
2-13 マイクロ/スプリットマット(一般全レンズ用)
1-13の改良型。
フォーカシングスクリーン

フォーカシングスクリーン

ブラシ、ピンセットがセットになりケースに入っている。
ケースには、交換するフォーカシングスクリーンを立てるためのスペースが設けられている。

[交換方法]フォーカシングスクリーン交換が可能なOMは、同じ手順で交換できます。

①フォーカシングスクリーン枠
 のロックを手前に引いて解除
 します。

②フォーカシングスクリーン枠
 を下げます。

③フォーカシングスクリーンを
 交換して枠を元に戻します。

アイカップ

アイカップ1

初期のアイカップは、丸型のラバー製です。
視度補正をする時、アイカップにディオプトリックコレクションレンズを装着します。

アイカップ1

アイカップと同時に、視度調整にも用います。
通常は中空になっていますが、ディオプトリックコレクションレンズを装着することで視度補正できます。ディオプトリックコレクションレンズの度数を変えるだけで近視・遠視にも対応します。

アイカップ1+視度補正レンズ

アイカップ2

アイカップ2の覗き窓は四角に変わりました。視度補正にはディオプトリックコレクションレンズ2を用います。これは、ディオプトリックコレクションレンズにアイカップがついた構造となっています。

アイカップ2

ディオプトリックコレクションレンズ2

アイカップ1はディオプトリックコレクションレンズを交換して、それぞれの視度に合わせることができましたが、アイカップ2に交換用のディオプトリックコレクションレンズはありません。ディオプトリックコレクションレンズそれぞれにアイカップがついたディオプトリックコレクションレンズ2により視度調整を行うようになっています。

バリマグニファインダー

アングルファインダーとマグニファイヤーの機能を持つアタッチメント。アングルファインダーとして全視野を見ながら構図を決める場合は倍率を1.2×に合わせ、マグニファイヤーとして正確なピント合わせをする場合には2.5×にします。接眼部分には+3~-7ディオプターの範囲で視度調整ができる回転ヘリコイドがついています。また、接眼アングルは360°自由に変換できます。

バリマグニファインダー

1.2×の光学系

2.5×の光学系

アイカプラー

顕微鏡写真撮影でフォーカシングスクリーン1-12を用いる場合に併用すると、周辺まで明るくみることができます。
(取り扱い説明書より)