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■ZUIKO 標準レンズ

画角
レンズ構成
最小絞り
最短撮影距離
フイルター径
MC

F1.2

G.ZUIKO 55mm F1.2
43°
6群7枚
F16
0.45m
55mm
×
ZUIKO 50mm F1.2
47°
6群7枚
F16
0.45m
49mm

F1.4

G.ZUIKO 50mm F1.4
47°
6群7枚
F16
0.45m
49mm
×
ZUIKO MC 50mm F1.4
47°
6群7枚
F16
0.45m
49mm
ZUIKO 50mm F1.4
47°
6群7枚
F16
0.45m
49mm

F1.8

F.ZUIKO 50mm F1.8
47°
5群6枚
F16
0.45m
49mm
×
ZUIKO MC 50mm F1.8
47°
5群6枚
F16
0.45m
49mm
ZUIKO 50mm F1.8
47°
4群6枚
F16
0.45m
49mm

マクロレンズ

ZUIKO MACRO 50mm F2
47°
7群9枚
F16
0.24m
55mm
ZUIKO MC MACRO 50mm F3.5
47°
4群5枚
F22
0.23m
49mm
ZUIKO MACRO 50mm F3.5
47°
4群5枚
F22
0.23m
49mm

準標準

F.ZUIKO 40mm F2
56°
6群6枚
F16
0.3m
49mm
×
ZUIKO 40mmF2
56°
4群6枚
F16
0.45m
49mm

画角(フィルムの対角線に写る範囲)が50°前後の焦点距離のレンズを『標準レンズ』と言います。当然フィルムの大きさによりこの焦点距離も変わりますが、35ミリ判では焦点距離が50mmのレンズがこれに相当します。

G.ZUIKO 55mm F1.2とZUIKO 50mm F1.2

大口径化による諸収差を抑えるためには焦点距離が長い方が有利であったためF1.2クラスのレンズの標準レンズの焦点距離は55mm~57mmというのが普通でした。ペンタックスが50mmF1.2を発売し、その後、各社F1.2クラスの50mm化が進みました。

G.ZUIKO 50mm F1.4とZUIKO 50mm F1.4

発売当初はマルチコートが施されていませんでした。MC化当初のレンズには『MC』の表示があります。マルチコートが標準仕様になり『MC』表示は省略されました。

F.ZUIKO 50mm F1.8とZUIKO 50mm F1.8

発売当初はマルチコートではなく、MC化当初のレンズには『MC』の表示があるのはF1.4と同様ですが、ZUIKO 50mm F1.8は、鏡胴がプラスチックになりレンズ構成も見直されています。

ZUIKO MACRO 50mm F2とZUIKO MACRO F3.5

ZUIKO MACRO 50mm F2は、大口径なので通常の撮影でも高品位な描写でズイコーレンズを代表するレンズです。一方、ZUIKO MACRO F3.5はF2の普及版と言えますが、近距離補正機構が組み込まれており近接撮影時の像の崩れを除去しています。

ZUIKO 40mm F2

多くのパンケーキレンズがテッサータイプであるのに比べ、ズイコーレンズはガウスタイプです。

■50mm F1.2

ZUIKO50mmF1.2・側面
ZUIKO50mmF1.2・前面
ZUIKO50mmF1.2・後面

■ZUIKO 50mm F1.2

大口径にも関わらずフィルター径が49mmなので、レンズ両端に比べピントリング部のふくらみが強調され、他のズイコーレンズとはちょっと違った雰囲気です。 開放F値がF1.2のため大きな前玉となっていますが、後玉も大きくなっています。キヤノンが世界で最も明るい写真用レンズ50mmF0.95というレンズを開発しましたが、マウントの関係上、後玉の一部が切り欠いてありましたが、「OMマウントは、超望遠レンズやF1.2クラスのレンズの使用を想定して設計された」と開発者の米谷美久氏が語っている通り、無理のない形状だと思います。 最高シャッター速度が1/1000のOMが多い中、開放絞りを使える場面は意外に少なくいのですが、開放でピントを合わすのは至難の業です。

赤城耕一氏・評-「使うオリンパスOM」(双葉社)より-

描写性能はかなり高い。開放時は特別にシャープなわけではないが、コントラストが良好なため、実用絞りとして使うことができる。‥ハロは完全に消えてるわけではないが、ハイライト部分の滲みもわずかで、品の良い個性的な描写となる。

■50mm F1.4

G.ZUIKO50mmF1.4

■G.ZUIKO 50mm F1.4

OM初期のころのF1.4レンズです。レンズ先端のフィルター枠が銀色となっており、また、絞り環のベース部分に銀色の飾りがついています。一般に『銀枠』と呼ばれています。良く見るとレンズのマウント部と被写界深度が刻まれている銀色の輪が一体となっていますが、後期のズイコーレンズはこれが分かれ2ピース構造になっており、マウント部材の厚みだけ被写界深度が刻まれている部分が薄くなっています。レンズには単層コートしか施されていません。
OM-1N・OM-2Nが発売された1979年ころ、ズイコーレンズのMC化が進められていますが、銀枠が省略された後期のデザインでMC化されていないG.ZUIKO 50mmF1.4もあったようです。

赤城耕一氏・評-「使うオリンパスOM」(双葉社)より-

設計当時のほとんどの国産メーカーの標準レンズがそうであったように、このレンズも球面収差は補正過剰気味だ。開放時はハレっぽい感じであり、特有の柔らかさを持つ。それでもピントの合った部分では細かなところまで、よく解像している。わずかに絞っただけでも、急激にコントラストが増す。絞りによって性格が変わるタイプのレンズである。F5.6あたりの絞り値では、実に高品位な描写になる。

ZUIKO50mmF1.4

■ZUIKO 50mm F1.4

レンズがマルチコーティングされた後期のF1.4レンズです。MC化されているため、レンズは紫系の反射で鏡胴の中がよく見えます。(G.ZUIKOレンズの方はオレンジっぽいです。)
開放F値がF1.4と明るく一番最初に選んだレンズでした(G.ZUIKOの方)。その後、レンズの整理が進み標準レンズのラインアップから姿を消したレンズですが、今でも『標準レンズの中の標準』と思っています。どのブランドを選択するか色々と基準はあると思いますが、50mmF1.4レンズが好きか嫌いかというのも大きなファクターだったと思います(当時)。性能的に最もいいに越したことはありませんが、写真を撮る状況は様々で、どれを基準にするかでレンズの評価も違ってくると思っています。

■50mm F1.8

ZUIKO50mmF1.8

■ZUIKO 50mm F1.8

F.ZUIKO 50mmF1.8の5群6枚から4群6枚へレンズ構成が変わっています(エレメントの2枚目と3枚目が1群になりました)。レンズもMC化されていますが、金属製だった鏡胴がプラスチックになっており、質感はなくなりましたが塗装がはげなくなったことだけは改良点だと思っています。
F1.8レンズは、標準レンズの中でも普及タイプというイメージがあり、当初は所有していませんでした。しかし、このレンズの厚さ32ミリというコンパクトさは捨てがたいものがありました。
ちなみに、ZUIKOで一番薄いのは40mmF2の25ミリ、次は31ミリ(16mmF3.5、21mmF3.5、24mmF2.8、28mmF3.5)であり、3番目に薄いレンズと言えます。
描写はF1.4よりもいいと言う人もおり、また、ある雑誌では国産の50mmF1.8レンズの中では上の部類に入ると評価する記事があったり、性能的にも安定しているのではないかと思います。

■マクロ 50mm F3.5

ZUIKO MACRO 50mmF3.5

■ZUIKO MACRO 50mmF3.5

このレンズは、最短撮影距離0.23㍍、撮影倍率1/2のマクロレンズですが、「遠距離収差補正機構」が組み込まれて無限遠までシャープな描写になるように設計されています。
ZUIKO MACRO 50mmF2という高性能レンズの普及型と位置づけられると思いますが、最小絞りがF22となっており意外と撮影範囲が広いです。

赤城耕一氏・評-「使うオリンパスOM」(双葉社)より-

「マクロのオリンパスOM」を印象づけたマクロシステムの中でも中心的なレンズ。他メーカーの同スペックのマクロレンズにくらべて小型軽量にまとめられながらも、「遠近距離収差補正機構」というオリンパス独自の方法で、近接撮影時の最大の課題だった像の崩れもクリアし、そのうえ無限遠までシャープに描出してくれる。

「MC」表示のあるズイコーレンズ

ズイコーレンズの「MC」表示