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■ZUIKO 広角レンズ

画角
レンズ構成
最小絞り
最短撮影距離
フイルター径
MC

魚眼レンズ

ZUIKO FISHEYE 8mm F2.8
180°
7群11枚
F22
0.2m
内蔵
ZUIKO FISHEYE 16mm F3.5
180°
8群11枚
F22
0.2m
内蔵

超広角レンズ

ZUIKO 18mm F3.5
100°
9群11枚
F16
0.25m
72mm
ZUIKO 21mm F2
92°
9群11枚
F16
0.2m
55mm
ZUIKO 21mm F3.5
92°
7群7枚
F16
0.2m
49mm
ZUIKO 24mm F2
84°
8群10枚
F16
0.25m
55mm
ZUIKO 24mm F2.8
84°
7群8枚
F16
0.25m
49mm

広角レンズ

ZUIKO 28mm F2
75°
8群9枚
F16
0.3m
49mm
ZUIKO 28mm F2.8
75°
6群6枚
F22
0.3m
49mm
ZUIKO 28mm F3.5
75°
7群7枚
F16
0.3m
49mm
×
ZUIKO 35mm F2
63°
7群8枚
F16
0.3m
55mm
ZUIKO 35mm F2.8
63°
6群7枚
F16
0.3m
49mm

シフトレンズ

ZUIKO SHIFT 24mm F3.5
84°
10群12枚
F22
0.35m
内蔵
ZUIKO SHIFT 35mm F2.8
63°
7群8枚
F22
0.3m
49mm

ベローズマクロレンズ※1

ZUIKO MACRO 20mm F2
4群6枚
F16
-
-
ZUIKO MACRO 20mm F3.5
3群4枚
F16
-
-
ZUIKO MACRO 38mm F2.8
4群6枚
F22
-
-
ZUIKO MACRO 38mm F3.5
4群5枚
F22
-
-

★G.ZUIKO 21mm F3.5・H.ZUIKO 24mm F2.8・G.ZUIKO 28mm F3.5・G.ZUIKO 35mm F2.8はモノコート。

※1:ベローズマクロレンズは、拡大専用レンズです。焦点距離で便宜上「広角レンズ」の表に載せています。

画角(フィルムの対角線に写る範囲)が標準レンズより広い焦点距離のレンズを『広角レンズ』と言います。広角レンズも、さらに、魚眼レンズ・超広角レンズ・広角レンズに区分されます。

ZUIKO Fisheye 8mmとZUIKO Fisheye 16mm

画角が180°のレンズを魚眼レンズといいます。ZUIKO FISHEYE 8mmは円周魚眼レンズでフィルム上に円形の像をつくります。他方、ZUIKO FISHEYE 16mmは対角線魚眼レンズで、フィルムの対角線の画角が180°となります。これは、レンズのイメージサークルがフィルムの辺と接しているか角に接しているかの違いによります。

ZUIKO 18mm F3.5

この焦点距離は、ツァイスのディスタゴン18mm F4と比較されることになります。専門雑誌のレンズ比較では、やはりディスタゴンが優れているという結論が多いのですが、プロカメラマンの赤城耕一氏は『使うオリンパスOM』の中で、「ディスタゴンの方が優れているのは確かだが、世間で言われているほどの性能の差はない」というようなコメントをしています。

ZUIKO 24mm F2

個人的にZUIKOの中では、最も性能が優れているレンズだと思います。一般的にズイコレンズの名玉といえば90mmマクロの名が上げられますが、間違いなくこのレンズもいいレンズです。

G.ZUIKO 28mm F3.5

ズイコーの名玉を語る上でこのレンズは外せないでしょう。スペック的には「何で開放F値がF3.5?」と思える程、何の変哲もない普及型レンズなのですが、開放F値に無理がないことで安定した画像を結びます。現代では、28mmという焦点距離は広角としては物足りないと思いますが、「35mmでは普通すぎる、かといって24mmでは短すぎる」といった場面は意外に多く、以前より使用頻度が多くなっています。

ZUIKO 35mm F2.8

開放F値がF2とF2.8の35mmレンズがあります。明るいF2のレンズの方が人気が高くF2.8は地味な感じがしますが、F2.8の画面の平坦性は高く評価されていますので、往年の天体写真には欠かせないレンズでした。普段の撮影では常用レンズとして使用しても標準レンズと変わらない使いまわしができる安心の1本だと思います。F2のコントラストについては、いろいろな評価が聞かれますが、その意味ではF2.8の方がズイコーらしいといえるのではないでしょうか。

シフトレンズ

被写体からの光軸を平行に移動することにより遠近差による歪みを補正します。広角レンズは遠近感が強調されることが特徴のひとつですが、建物写真などこの歪みをできるだけ抑えたい場合に使用します。光軸を移動してもしっかりした像を結ぶようにイメージサークルは大きく設計されています。シフトしない時は、中心部の像を使用することになりますので通常のレンズよりよく写るといわれています。当時、35mmのシフトレンズは数社がラインナップしていましたが、24mmシフトレンズがあるのはズイコーレンズだけでしたので、このレンズを使うためにOMを選んだという人も結構いました。

ベローズマクロ

ベローズマクロレンズは拡大撮影専用です。オートベローズやオートエクステンションチューブ65-116と併用します。

■28mm

G.ZUIKO28mm F3.5・側面
G.ZUIKO28mm F3.5・前面
G.ZUIKO28mm F3.5・後面

■G.ZUIKO 28mm F3.5

ZUIKO 28mm F2の普及タイプにあたりますが、その後、ZUIKO 28mm F2.8が登場しラインナップから消えました。前方から見ると、3枚目のレンズが目立つため小口径にみえますが、意外に大きい平面に近い前玉がついています。モノコートのせいか、やや逆光に弱くゴーストが出やすいようです。普及価格帯のレンズですが、評判通りよく写るレンズです。

赤城耕一氏・評-「使うオリンパスOM」(双葉社)より-

色再現は古いレンズということもあり、マルチコーティングされていないこともあり、やや温調な感じだが、嫌らしい感じではなく、むしろ落ち着きのあるものとして好感がもてる。‥このレンズはスペックにとらわれずに考えなければならない。OMユーザーならば必ず所有していなければならない1本なのである。

■35mm

ZUIKO35mm F2.8・側面
ZUIKO35mm F2.8・前面
ZUIKO35mm F2.8・後面

■ZUIKO 35mm F2.8

開放F値の明るいZUIKO 35mm F2の方が人気がありますが、このレンズは写りの安定性がよく、画像の均一性が高いです。一見、地味な写りに見えますが、実際に忠実な再現をします。F5.6あたりの描写は申し分ないものです。開放F値はF2.8と平凡ですが、周辺減光を感じることもなく使いやすいレンズです。28mmもそうですが、あまりレンズの明るさが必要のない時には、大口径のレンズでなくても問題ないです。広角レンズということもあり、ボケを活用した撮影はしてません。50mmより被写界深度が深いので、スナップ向きです。 モノコートタイプのレンズはG.ZUIKO 35mm F2.8で、銀枠の飾りがついたモデルもあります。

赤城耕一氏・評-「使うオリンパスOM」(双葉社)より-

(35mmF2を紹介するページで)むしろF2.8の暗いレンズのほうがズイコーらしいコントラストとシャープさが期待できるので、正直言うと、こちらのほうがおすすめのレンズである。