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| OM-1シリーズとOM-3シリーズとこのOM2000は機械式シャッターを搭載しています。前二者は布幕横走りフォーカルプレーンシャッターですが、OM2000は上下走行メタルフォーカルプレーンシャッターとなっています。というのは、OM2000はコシナ製のOEMでニコンFM10、リコーXR-8スーパーとプラットホームは同じです。これら同位機種とOM2000が大きく違う点はスポット測光を搭載しているところです。 |
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OMシリーズの外観上の特徴のひとつとして、マウント部に配置するリング状のシャッタースピードダイヤルがありますが、本機はコシナ製ということもあり、オーソドックスに軍艦部右側にシャッタースピードダイヤルが配置されています。
上下走行メタルフォーカルプレーンシャッターになったためシンクロ速度(X接点)は1/125と従来のOMより一段高速になっています。また、フィルム感度設定ダイヤルもシャッタースピードダイヤルと同軸になっています。 |
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フィルムカウンターの位置・形状も他のOMと異なります。フィルムカウンターはOM以前のオリンパスカメラからほぼ同じ位置・デザインで隠れたオリンパスカメラの特徴でしたがコシナ製のOEMのためか踏襲されませんでした。(多重露光レバーの関係が大きいと思いますが)
レリーズボタンの形状は、OM-3・4と似た形状です。OM-3・4の受け皿部分にはCLEARレバーまたはMEMO/CLEARレバーが設けられていましたが、OM2000の受け皿の形状はデジタル一眼のE-410に不思議と類似していると思います。 |
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シャッターチャンスを逃さないために、OMにはあえてシャッターロック機構は備えられていません。不用意にレリーズされてフィルム1コマ分が無駄になることよりも、とっさのシャッターチャンスでもすぐにレリーズできることを優先するという米谷氏の設計思想にもとづいたものです。逆に、OM-2などには緊急オート機能が備わっているなど、いかに常時撮影できることが重視されているのかがわかります。
OM2000にはシャッターロック機構がついています。巻き上げレバーを収納すると自動的にシャッターロックがかかる構造となっていますが、撮影時には巻き上げレバーは引き出した状態にしなければならないということになります。レリーズボタンと受け皿の構造から、不用意にレリーズボタンが押されることが他のOMに比べて多いのでしょうが、あまりありがたくない機構だと思います。 |
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巻き上げレバーの回転軸付近に突起があり、巻き上げレバーを引き出すとレリーズボタンのロックが外れる構造が視認できます。
巻き上げレバー回転軸右側のレバーは多重露光レバーです。
巻き上げレバーは分割巻上げはできません。
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S ZUIKO ZOOM 35-70mm F3.5-4.8 |
▲TOP |
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OM2000と同時に発売されたズームレンズです。もう1本「S ZUIKO ZOOM 70-210mm
F4.5-5.6」がラインアップされました。「S ZUIKO ZOOM 35-70mm F3.5-4.8」はOM2000のレンズセットとして販売されレンズ単体では流通しませんでした。
コンパクトさとコストパフォーマンスを追求してあるためか、他のズイコーレンズと趣きが異なる印象を受けます。一見、「S
ZUIKO ZOOM 35-70mm F4」と似ていますが、よく観察すると@ズームリングの材質・形状 Aプレビューボタン、レンズ着脱ボタンの材質・形状 B赤外線指標の色・デザインが他のズイコーレンズと微妙にあるいは明らかに違っています。
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(左)S ZUIKO ZOOM 35-70mm F3.5-4.8
(右)S ZUIKO ZOOM 35-70mm F4
同じズーム域のズイコーレンズと比べると、コンパクトになっているのがわかります。
それまでのズイコーレンズのズームリングの材質はラバーですが、プラスチックに変わっています。
また、各数字・指標に用いられるカラーは、白・オレンジ・緑・赤に加え黄色が使われています。そのため、レンズの外観から受ける印象が異なっています。 |
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【プレビューボタン】
他のズイコーレンズのレンズのプレビューボタンは金属製ですが、プラスチックに変更されています。 |
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【レンズ着脱ボタン】
レンズ着脱ボタンも金属製からプラスチックに変更されています。プレビューボタンと区別するために溝がある形状は同じです。 |
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OM2000で使用できるOMシステムは多くありません。
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■モータードライブグループ |
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■フラッシュグループ |
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マニュアル発光、外光式オートになりますので、充電完了や発光の結果をファインダー内に表示する機能はありませんので、特にOMシステムのエレクトロニックフラッシュを使うアドバンテージはあまりないと思います。OM-1のフラッシュ撮影機能と同様です。ただし、シンクロターミナルがありませんのでストロボを本体から離して使用することはできません。このことからパワーバウンスグリップも使えません。 |
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■ファインダーグループ |
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フォーカシングスクリーンは交換できません。 |
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アイピース枠は他のOMと同じですので、アイカップをはじめバリマグニファインダーを使うことができます。 |
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■ズイコーレンズグループ |
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オリンパスブランド最後のフィルム一眼レフですが、コシナ製のOEM機ということもあって、かなり純正のOMとは異なっているということは否めません。スポット測光を搭載していることからオリンパスらしさを継承しているという人もいますが、カメラ各部の操作性から言えば「オリンパスらしからぬカメラ」といえます。
特にミラーショックに関して言えば、OM10のショックの大きさ、がさつさは、やはり普及機だなあと感じていましたが、このOM2000ではさらに大きくOM10のそれとは感覚も異質な感じを受けます。ファインダー像についても、やはりニ桁シリーズの方が見やすいと言えます。
もともと、オリンパス製ではなくコシナ製ということなのでしかたのないことなのかもしれません。カメラとしての完成度を求めるのであれば、オリンパス純正のOMを使えばいいのです。OM2000にそれを求めるというのはOM2000を使う意味が違うと思います。
OM2000は、外装のチープさや究極の操作感の対極にある各操作部に関わらず、骨格はアルミダイキャストとなっており、つくりはしっかりしています。なんといっても機械式シャッターを搭載していますので、電子基盤の寿命を気にすることなく使い続けられるということになります。ただ、金属製になったシャッター幕の耐久性やメンテナンス性が気がかりではあります。
30数年前に登場したOM-1の方がOM2000より多機能・高品位であるというのも不思議な気がしますが、何はともあれズイコーレンズを使用する上ではほとんど問題がないという一点がOM2000を使う唯一の理由であると思います。
余談になりますが、レンズメーカーは同じレンズのマウントを変えて各カメラで使用することができましたが、ボディーのマウントを変えて各レンズを使用することができるようになったと言えます。クイックリターンミラーの登場から、開放測光、AE化、AF化と多くの発展を遂げてきたフィルムカメラですが、各ブランドのレンズに対応するボディーというのが究極の姿なのかもしれません。(OM2000のマウントを交換して各種レンズを使えるわけではありません。念のため‥)
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