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■OLYMPUS OM-4シリーズ

OM-4

OM-4Ti

OM-4Ti BLACK

分割測光(評価測光)と測光方式を激しく争ったマルチスポット測光機能搭載

OM-4は「カメラ付き露出計」と言われた程、優れた内蔵露出計を装備しています。複数のポイントをスポット測光すると、適正なシャッター速度をカメラが演算しますので、スポットメーターなどの単体露出計を使う場合より、より簡便に、そして高度に露出を操れます。
OM-4が登場した頃、ニコンでは分割測光を開発して、マルチスポット測光と激しく測光方式を争いました。その後、キヤノンでは分割測光と似た評価測光を採用しました。

■マルチスポット撮影

SPOTボタン(1回)

中央重点平均測光→スポット測光

SPOTボタン(2~8回)

スポット測光→マルチスポット測光

SPOTボタン(1回)+HI..LIGHTボタン

ハイライトコントロール(+2補正)

SPOTボタン(1回)+SHADOWボタン

シャドーコントロール(-2・2/3補正)

MEMO:セット後、最初にレリーズした時のEV値を60分間記
 憶する。

CLEAR:全ての操作をクリアーして中央重点測光に戻る。

■ミラーアップした時のリセット方法

OM-4・OM-4Tiは、電池が消耗するとレリーズした時ミラーアップします。ミラーアップした時は、シャッターダイアルを『60』または『B』の位置、つまり機械式シャッターの位置に合わすと復帰します。

各モデルの特徴

OM-4

初期のモデルは電池の消耗が激しいため、サービスステーションで対策がとられました。

【対策済み】
●MEMO/CLEARレバー操作
ファインダー内表示
【未対策】
●MEMO/CLEARレバー操作
ファインダー内非表示
諸元

●形式

35ミリTTLダイレクト測光式一眼レフ

●シャッター

電子制御布幕横走りフォーカルプレーンシャッター
オート時・60(スポット時は約4分)~1/2000秒
マニュアル時・B、1~1/2000秒
X(1/60)接点

●ファインダー

視野率97パーセント 倍率0.84倍
フォーカシングスクリーン交換可能

●測光方式・露出計

中央重点平均ダイレクト測光
EV-5~19(ISO100・F1.4)
マルチスポット機能搭載
EV0~19(ISO100・F1.4)
LCD表示

●フィルム感度

ISO6~3200

●巻き上げレバー

巻き上げ角130度 予備角30度
分割巻上げ可能

●使用電池

LR44またはSR44型銀電池・2個

●サイズ

136ミリ(W)×84ミリ(H)×50ミリ(D)

●重量

540グラム

ペンタ部

ファインダー表示用LCDの採光窓があります。着脱式のアクセサリーシューは固定式のホットシューに変更されています。外装は真鍮製です。

視度調節機構

ファインダーには視度調節機構が組み込まれました。(+1.0~-3.0ジオプトリー)ディオプトリックコレクションレンズも使用できます。

セルフタイマー

電子式です。赤窓は丸い形状です。レバーを内側に倒すと消音できます。シャッターボタンで作動します。

受光センサー

OM-2・OM-2Nは、2個のSBCがありましたが、OM-4では1個に集約されています。このSBCは、スポット測光用の受光素子と一体になっています。また、ファインダー表示用の測光も受け持ちます。

OM-4Ti

1986年、チタンカラーのOM-4Tiが発売されました。いわゆるOM-4Ti(白)です。このチタンカラーは、結構、塗装面が弱く、塗装がはげやすいと思います。

1989年にブラック塗装のOM-4Ti BLACKが発売され、OM生産終了まで作られました。

OM-4Ti(白)もOM-4Ti BLACKも、ほぼ同じような中古価格帯になっていますが、程度の良いOM-4Ti(白)は、ちょっと高価でしょう。カメラ本体の補修部品は、生産終了から10年間くらいは保有しているのですが、OM-4Ti(白)は、部品交換を伴う修理は不可能な場合があります。実用性で言えば、OM-4Ti BLACKでしょう。

[2018.4追記]

中古価格は2006年頃の状況です。

諸元

●形式

35ミリTTLダイレクト測光式一眼レフ

●シャッター

電子制御布幕横走りフォーカルプレーンシャッター
オート時・60秒(スポット時は約4分)~1/2000秒
マニュアル時・B、1~1/2000秒
X(1/60)接点

●ファインダー

視野率97パーセント 倍率0.84倍
フォーカシングスクリーン交換可能

●測光方式・露出計

中央重点平均ダイレクト測光
EV-5~19(ISO100・F1.4)
マルチスポット機能搭載
EV0~19(ISO100・F1.4)
LCD表示

●フィルム感度

ISO6~3200

●巻き上げレバー

巻き上げ角130度 予備角30度
分割巻上げ可能

●使用電池

LR44またはSR44型銀電池・2個

●サイズ

136ミリ(W)×84ミリ(H)×50ミリ(D)

●重量

510グラム

チタン外装

チタンは耐腐食性が高く、丈夫で軽量という特徴があります。

ホットシュー部

ペンタ部に固定されたシュー。フルシンクロフラッシュF280を使用すると1/2000まで同調可能(スーパーFP発光)。電気接点が増設され5つになっています。

セルフタイマー

OM-4では赤丸だったデザインがOM-2SPと同じ四角形になっています。

モーター連結部

防滴シールドが施されOM-1やOM-2と若干形状が異なりますが、ワインダー2やモータドライブは互換性が保たれています。また、モータードライブ2で自動巻き戻しが可能です。