■ズイコーレンズをEシリーズで使う 戻る
↑ E-500 + ZUIKO MACRO 50mm F3.5
OM用ズイコーレンズとEシリーズ
Eシリーズはデジタル専用に設計されたズイコーデジタルとの組み合わせで、その性能を最大限に発揮するのは間違いありません。CCDの大きさからもフィルムカメラとデジタルカメラ兼用のレンズを展開することは難しかったのだと思います。
ほとんどのOM用ズイコーレンズはEシリーズで使用できるのですが、ズイコー300mmF4.5だけは推奨リストにありません。また、使用できるレンズでも絞り値に制限があります。
メーカーが推奨していない絞り値はどんなものなのか?特に、ズイコーデジタルでは開放F値・F2が最も明るいレンズになっていますが、OM用ズイコーレンズのF2未満の絞り値だとどのようになるのか試してみました。
■使用レンズ:G.ZUIKO 50mm F1.4(OM用)
■使用ボディー:E-500(800万画素)
★ズイコー300mmF4.5をEシリーズで使う
f1.4(推奨範囲外) f2(推奨範囲外)
f2.8(推奨範囲内) f4(推奨範囲内)
f5.6(推奨範囲内) f8(推奨範囲内)
f11(推奨範囲外) f16(推奨範囲外)
●ズイコー50mm F1.4の推奨絞り値
f2.8〜f8
※被写体はレンズの中心部に位置しています。余白部分はトリミングしているので今回は、レンズ周辺部の描写は調べていません。
■f1.4
一見、被写界深度が浅いのでボケているように見えますが、大きな画像で確認すると、輪郭部の色のにじみが盛大です。
■f2
f1.4より改善されていますが、輪郭部の色のにじみは残っています。
■f2.8
メーカーが推奨する最大の絞り値です。確かに、輪郭部の色のにじみが消え、ボケが自然になっています。
■f4
ボケを生かした絵作りに使うには結構ピントがきている、それでいて十分シャープではない、そんな感じがします。
■f5.6
フィルムでも同様ですが、このレンズはf5.6に絞るとかなり高品位な描写となります。
■f8
さらに解像度が上がっているように見えます。f5.6かf8あたりだと無難な描写が期待できると思います。
■f11
メーカーは推奨していない絞り値ですが、それ程劣化しているようには見えません。f8に比べて被写界深度が深まり輪郭もはっきりしていることが確認できますが、その割に画面全体が向上した感じはしません。
■f16
ここまで絞ると、さすがに回折の影響か画質の低下が認められます。
そもそも、テストレンズにズイコー50mm F1.4を選んだのに無理があったようです。このレンズ、フィルムで使っても開放時の描写と絞った時の描写が劇的に変化するっぽいので、EシリーズではなくOMでも同じような傾向がありますが、デジタルでは一層シビアに現われるようです。
もともと開放F値の小さい(大口径)レンズの開放F値付近の描写は独特のものがありますので、厳密な記録写真というのでない限り「テイスト」として楽しめるかもしれません。
■EシリーズにOM用ズイコーを使うと‥
【デメリット】
-AFが使えない(MFのみ)
-ファインダー画像が小さい
-フォーカシングスクリーンが透過に近い
=ピント合わせが超難しい
-測光が絞り込み測光になる
-スポット測光が使えない
=露出補正をするシーンが増える
【メリット】
-最短撮影距離が短い
通常の50mmレンズ(最短撮影距離は0.45m)でもフォーサーズフォーマットでは35mm換算で1/2倍になる計算。
じっくり撮影できるシーンなら、OM用ズイコーも十分活用できると思います。
f1.4
(推奨範囲外)
f2
(推奨範囲外)
f2.8
(推奨範囲内)
f4
(推奨範囲内)
f5.6
(推奨範囲内)
f8
(推奨範囲内)
f11
(推奨範囲外)
f16
(推奨範囲外)
ZUIKO 50mm F1.2
OM用の最も明るいレンズは「ズイコー50mmF1.2」です。このレンズをEシリーズで使う場合はF4〜F8が推奨されています。絞りを開放にした時どの様な描写になるのか試して見ました。本来、レンズ周辺部の描写を調べるべきところですが、レンズ中心付近のボケ具合の様子を見てみました。
前の被写体に合焦 後ろの被写体に合焦
前・後ともきれいなボケ具合だと思います。
50mmF1.4レンズと比べると、色のにじみが少なく、しっかりボケています。

「ズイコー50mmF1.2」の高性能さを改めて確認しました。
合焦部分 合焦部分
ボケ部分 ボケ部分
★ズイコー300mmF4.5をEシリーズで使う
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