タイトル

メモリー

作 者

Rionさん

修学旅行

写真

迷い犬

ミヤビは、ここのところ、気が晴れない・・。ミヤビの3歳のときから一緒だったネコのちろが11歳で亡くなった。死ぬほど泣いた。動かなくなったちろを見て、初めて死というもの
に出会った。悲しかった。ちろはどこに行った??天国??だよね。絶対そうだ。
でも私は普通に学校行ってる。ご飯、食べてる。お友達と話してる。
ちろは??天国で幸せ?何度はなしかけても、ちろは返事してくれない。あたりまえか。

当たり前のように、毎日が過ぎてく。来週は京都に
修学旅行だ。おみやげは、八橋かなあ。お寺さん、あんまり興味ない・・。寒いから、降るかな・・。何か、あんまり行きたくない。
まだ、ちろのこと、忘れられない。だって、ミヤビの妹だったから。もう1度。会いたい。

修学旅行のとき、ミヤビはもちろんちろの
写真持っていった。
新横浜から新幹線乗った。熱海あたりで海が見えた。久しぶりだなあ、
。そういえば、ちろと鎌倉の海、いったなあ。パパと、車で。ちろは、初めて見る波を怖がって。泣いてたね。懐かしいな。

京都について、あとは別行動。ちょっと楽しくなった。
嵯峨野いった。やっぱ横浜と違うな。5人のグル−プで、竹林の中、歩いて。気持ちいい。
ちょっと寒いけど・・。

ふと、見ると。わんこがいる。
迷い犬??まだ、小さいな。6ヶ月位かな??
首輪もない。みんなで、おいで、した。でも。来てくれない・・。でも、ついて来る・・・。
なぜか、ミヤビはそのこに懐かしい感じをかんじた。

ずーっとそのコはついてきた。湯豆腐屋さんに行ったときは外で待ってた。
もう、ホテルにかえらなきゃ。先生に怒られる。

夕日がそのコにあたった。影がみえた。皆は気がつかない。でもミヤビは分かった。
ちろだ。ちろの影だ。会いにきてくれたんだ。皆で、わんちゃんにばいばいして、振り返った。楽しかったよ、わんちゃん。ありがとう。そう思った時、わんちゃんがいなくなった。ワンちゃんのすがたで、会いに来てくれたんだね。

これからミヤビは元気に過ごすよ。ありがとう、ちろ。

3泊4日の修学旅行。楽しかった。新横浜の駅からバスに乗り、学校で解散。おこずかい、全部使っちゃった。おばあちゃんには湯のみ。ママにはお財布、パパには何とか織りのネクタイ。
喜んでくれるかな。ミヤビは、思い出のたくさーん詰まった写真!!それでいいや。

ただいま!って家に帰った。何か、家の中、騒がしい。
どーしたの??ママ。って言おうとしたとき。

あ。わんちゃんがいる。ママが、ほら、あの町内会で役員の吹田さん、ボランティアで犬をひきとってるの。でね、あんまり可愛いから、つれて来たのよお・・。みーちゃんも好きでしょ、わんちゃん。これから家族の1員ね。なんて、ママの言葉なんて聞こえてない。

みーちゃんは思い出したくないかもしれないけど、ちろが亡くなった日に生まれたんだって。これも何かの縁かなあ、なんて。ママ。そんなこと、分かってるよ。

だって、京都であったわんちゃんだもん。なんて、言わないよ。ねえ、ママ。うん、何でもない。名前なんにしようか??ママ、ミヤビが決めなさい!って。じゃあ、・・・。すぐには思いつかない。でも、想い出。ちろの想い出がたくさんのメモリーにしよ。
おばあちゃんは、おみやげ、すごく喜んでくれた、うれしいな。
ミヤビの写真は現像してもらった。たくさんの笑顔。ミヤビ達がわんちゃんと撮った写真には・・・。だって、ここでこうやって、ミヤビのひざに顔をうずめてる。