タイトル

日本のお友達

出題者

Hiroko.T

絵本

パソコン

京都


リンダはアメリカ生まれの東京育ちです。
両親と一緒に小さい時、日本にやってきました。アメリカン・スクールに通っているんだよ。

アメリカの事はあまり覚えていません。アメリカ人なんだけどね。
お母さんが、日本の事を少しでも知ってもらおうと日本の事を書いた
絵本をたくさん買ってきてくれました。毎日、眺めているうちに日本の事が大好きになりました。

お父さんはお仕事が忙しくて、あまり旅行には行けません。
もっともっと、日本のいろんな所に行ってみたいな。いつもリンダは考えています。

学校の
パソコンを使ってメールでお友達を作りましょうと先生が提案しました。
今年、学校にインターネットをやれるパソコンが入ったんです。
リンダはいろいろ考えて
京都の小学校にメールを送ってみる事にしました。
「私の名前はリンダです。日本が大好きなアメリカの女の子。今、東京に住んでいます。誰か私にメールを送ってね」

毎日パソコンを見るのが日課になりました。でも、なかなかメールは届きません。
私の文章は意味が伝わらなかったのかな?リンダは少し心配になりました。日本語も上手なんだけどね。

「今日はどうかな?」どきどきしながらメールをチェックしてみると有りました。ありました。
「私の名前は博子です。アメリカの女の子と書いてあったので、少しどきどきしながら書いてます。リンダは京都に来たことがありますか?私の家は平安神宮のすぐ近くです」と書いてありました。なんども見た絵本で平安神宮のことは良く知っています。さっそく返事を出しました。
「私は京都に行ったことは有りません。でも、いつか行ってみたいわ、きっと。
平安神宮は絵本でしか見たことがないけど、きれいな神社だね」

その夜、リンダは夢を見ました。
まだ会った事のない博子ちゃんと一緒に平安神宮を歩いているリンダ。
二人の歩く先にしだれ
がきれいな花をいっぱいつけて揺れています。
お池の
面にも桜の花が同じように写ってゆれていました。
夢の中で、リンダと博子ちゃんは手をつないで一緒に仲良く桜を見ていました。

来年の春、きっと桜を見に京都に行こう。
朝、目が覚めても平安神宮の夢がどうしても頭から離れずリンダはそう考えました。
来年の春は博子ちゃんに会うんだ。。