タイトル

お別れ会

出題者

Mika.

うさぎさん

素敵な雑貨屋さん

転勤

お酒

満開のアジサイ


みかちゃんとみおちゃんは、お近所どおし。
とっても仲良し、どこに行くのも遊びに行くのもいつも一緒なんだよ。
風船が大好きなみおちゃんと
うさぎさんが大好きなみかちゃん、
夢は二人でたくさんの風船に乗って、うさぎさんのたくさんいる所に遊びに行きたいだって。
ちょっとむつかしい夢だね。

パパが夕食のあとで、ちょっと真面目な顔で言いました。
「みか、大事な話があるんだ。お父さんの
転勤が決まったんだ。今度の日曜日に引越しだよ」
「えー、みおちゃんともう遊べないの?」みるみるみかちゃんの目に涙が浮かんできたよ。
「明日、みおちゃんに一緒に話しに行こうね」ママが隣から言ったけどみかちゃんには何にも聞こえなかったよ。
翌日、学校の帰りにみかちゃんは寄り道をしました。
うさぎのぬいぐるみ、みおちゃんにあげるんだ。
とっても
素敵な雑貨屋さん、前からずっと買いたいと思っていたんだけど
ちょっぴり高くて買えなかったんです。
「みおちゃんは、私と思って大切にしてくれるかな?」

その夜、みおちゃんのお母さんが送別会を開いてくれました。
パパたちは
お酒も入って楽しそうにしてるけど、みかちゃんとみおちゃんは全然楽しくなかったよ。
二人でそっとお庭にでました。
満開のアジサイが「元気を出して」って言ってるようです。

ちちんぷいぷい、二人はうさぎのぬいぐるみにおまじないをかけたよ。
三人の背中にはいつのまにか風船がたくさんついています。
さー、大空にジャンプだ。夜空に三人は浮かびました。

星空の中をどんどん進んでいくと、いつのまにかお花畑に着きました。
みかちゃんの大好きなうさぎさん達が楽しそうに遊んでいます。
三人は、うさぎさん達と一緒にダンスをして遊んだよ。
あー、楽しい。だんだん、みかちゃんもみおちゃんも元気な顔になってきました。

「みおちゃん、このうさぎのぬいぐるみ、みかと思って大事にしてね」
「うん、みかちゃんもお手紙ちょうだい」
あー、疲れた。冒険旅行でちょっぴり疲れた二人はお花畑で寝てしまいました。
うさぎのみかちゃんが優しい顔で二人を見ているよ。

「みか、起きなさい」ママに起されて、うーーん目をこすってみると大きなパパの背中でした。

「新しい町に行っても、いつまでも仲良くしてね、みおちゃん」
みかちゃんはお空の星につぶやきました。