タイトル

遊園地に行こう

出題者

Rika.K

誕生日

会社

たらこ

温泉


りかちゃんが生まれたのは2月です。寒い日だったんだって。

誕生日はいっつも寒くって、パパもママも「誕生日だから一緒にどこかに行こう」なんて言ってくれません。春休みに生まれたら良かったのにな、そしたら毎年旅行に連れてってもらえるのに、りかちゃんは少しがっかりです。
それでもりかちゃん元気いっぱい!子供は風の子だもんね。

「ママ、お池に行ったらおたまじゃくしさんがいたよ」
りかちゃんは、ちっちゃなバケツにいれたおたまじゃくしをママに見せました。
「どれどれ、本当だ。可愛いね。でも、お友達と一緒じゃないとおたまじゃくしさん、かわいそう。
一緒に、お池に返しに行こうね」ママが言いました。

「ランランラン」今日は本当に良い天気・・本当に春になったみたいです。
「そうだ!りか。パパに頼んで今度の
会社のお休みの日、でドライブしようか」
ママも、パパが忙しくってりかちゃんの誕生日に何にもしてあげられなかったの、りかがかわいそうって思ってたんだね。
「ほんと?約束だよ」りかちゃんはうれしくってかけだしました。
「だめだよ、りか。あわててかけるとおたまじゃくしさんが驚いちゃう」
「へーーんだ、
たらこくちびる」りかちゃんは池のはたににょきって出てきたつくしんぼうを
口にあてておどけました。
「もう、りかったら」ママもついつい笑ってる。

その夜、パパが言いました。
「そうだな!ずっと忙しかったから、
温泉にでも行くか」
「だめだよ、りかは遊園地がいい」りかちゃん、大人のペースにはまらないようせいいっぱいの抵抗です。
「そうか、遊園地か?まだ寒くないかな?」パパはまだ温泉に未練たらたらです。
「今回はりかのお願いきいて、りか一生のお願い」
「もう、りかったら」みんなで大笑い。
でも、みんなで遊園地に行くことになりました。
良かったね、りかちゃん。
春はもうそこまで来ています。

「ジェットコースターに乗るんだ。」りかちゃんはにこにこ笑顔で言いました。