船底塗料選定ポイント
船底塗料って、、、
11/28/01 更新
船底塗料、ご存知でしょうか?
上袈艇やカートップボートにはあまり縁の無い塗料ですね。
これは、係留艇や私のおじゃる丸の船底にも塗ってあるペンキのことです。
最近、少しずつ剥がれ落ちてきて、「そろそろ塗ってみようか」と、重い腰をあげたも
のの恥ずかしながら一度も購入したことがなく、いろいろな人に聞けば聞くほど
わからなくなってきたんです。
普通、船具屋さんで「船底塗料ください!!」って言うと店のおじさんが「ホイッ」と
出してくれるものを疑いもなく使ったり、マリーナやボート屋にお任せという人も多い
のでは?
そこで、私が総力を結集して(大げさな)船底塗料特集を組んでみることにしまし
た。船底塗料選択の参考になれば幸いです。若干(かなり)私の独断と偏見で書いてま
すので、言葉やデータの間違いがあると思います。皆様の助言をお待ちしています。
11月28日専門家の方からご指導を賜わり訂正・加筆を行ないました。
船底防汚の原理は、?
樹脂(塗料)に混入された亜酸化銅(Cu2O)及び薬剤が水中に浸出したり、樹脂自体
(加水分解型樹脂)が少しずつ溶解して膜厚が減少することにより海洋生物や貝類の付
着を防止しています。
(以前は有機錫が使用されていましたが、海洋汚染が問題となり現在は使用されており
ません)
どんな種類があるの?
セルフアグレッシブタイプ(加水分解型樹脂、自己研磨型)
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これも亜酸化銅を含んでいますが、エポキシタイプと比較すると若干少なめ。
表面が少しずつ溶解するため、それほど亜酸化銅による強
力な防汚の必要性がないのでしょう。塗料が残っている状態は、まだ防汚効果
が持続していると考えられます。塗料がなくなる前に塗るのが効果的。
使用速度により種類が分かれているようです。
ビニール樹脂

亜酸化銅の水中への浸出により防汚を実現。
非水溶性樹脂のため使用後は亜酸化銅の抜けた膜が残ります。
外観による塗り替え時期の判断は困難でしょう。
セルフアグレッシブと比較して廉価のようです。
テフロンタイプ

亜酸化銅にテフロンが添加されておりもっとも塗膜が薄く軽量。しかも水の抵抗が小さ
いためレース艇向き。
エポキシタイプ


注:国内メーカーは生産していません。
亜酸化銅と非水溶性樹脂で構成された塗料。他の種類に比べ亜酸化銅の含有率が若干高
め。没水時に少しず
つ亜酸化銅が浸出していきます。非溶解性のため外観(色)からは塗り換
え時期の判断は困難。通常塗り替え時には表面のサンディングが必要。
このタイプの価格差は亜酸化銅の含有率によるものがほとんどです。(安い塗料は少な
め、高い塗料には多く含まれている)。汚れた海域や潮の動きが緩い場所での係留
保管では、亜酸化銅の含有率が高いものを選んだほうがよいでしょう。
同一銘柄の場合、赤またはサビ色の塗料が多くの亜酸化銅を含んでいるようです。
船底塗料選定・塗装時の注意点
1、使用する海域は汚れているか
2、運航の頻度はどの程度か(少ないほど汚れは付着しやすい)
3、高速艇?低速艇?
4、以前使用していた塗料との相性は?
(重要:使用するペンキによってそのまま重ね塗りが可能なもの、表面のサンディング
が必要なもの、完璧に落とせば良いもの、プライマーが必要なものがあります)
5、上下袈日、期間のスケジューリング
船底洗浄、船体の乾燥時間、
使用する塗料の乾燥時間、没水までの時間確認(重要:ペンキによって全く違います)
天候(晴、温暖、無風もしくは微風程度がベスト、春か秋が良いと思います)
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6、道具・ウェアの準備
使い捨てのウェア、レインコート、ローラー、ハケ、ウエス、バケツを用意。
通常のペンキと比較して毒性が強いためマスク、セーフティーグラス、ゴム手袋等を
使用し肌の露出を避けた方が良いでしょう。
あとは、1日かけて(できれば2日)のんびりやって下さい。ちなみに私の18フィート
和船でほぼ一日仕事でした。慣れれば半日位でできると思います。
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