アオイ科の仲間

アオイ科の花といえば「ムクゲ」や「フヨウ」がその代表格
その仲間(フヨウ属とともに他属を含む)にも沢山の品種があるが
これまで集めたものをまとめた 「ローゼル」については別頁に掲載(「ローゼル」

 フヨウ属
  ムクゲ&フヨウ
両者の違いについて

いづれもアオイ科の花であるが間違われやすい花

容易に区別する方法として葉の形、大きさで
具体的には次の通り(左の画像参照)


ムクゲ(槿)
卵形 葉縁には不揃いの鋸歯があり、大半が浅く3裂する
長さ 4〜10cm 巾 3〜5cm

フヨウ(芙蓉)
手のひら形 葉は互生し5角形状 縁には鈍い鋸歯
長さ、巾ともに10〜20cm

その他、花の大きさ(フヨウはムクゲより一回り大きく
又、雌しべの先が曲がる)、樹形(フヨウは横に枝を広げる
傾向があるが、ムクゲは縦に伸びる)などにも違いが見られる

ムクゲ
アオイ科・フヨウ属 中国原産
白い花びら、底紅、一重咲きの「日の丸ムクゲ」
2006.07撮影 散策路にて
フヨウ
アオイ科・フヨウ属 中国原産
色合いが素敵で多く見られる品種
2006.08撮影 散策路にて
スイフヨウ(酔芙蓉)・一重咲き種
朝から夕方にかけて白色〜ピンク〜紅色に染まるのが特徴
左…朝の顔で純白の花びらが綺麗 右には紅く染まって咲き終えた昨日の花も(2006.09撮影)
・右…昼過ぎの顔で、淡いピンク色に染まった色合いが何とも素敵(2006.08撮影) いづれも散策路にて
スイフヨウ(酔芙蓉)・八重咲き種
いづれも午後の顔 2006.09撮影 散策路にて
アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)
フヨウ」でもその名のようにアメリカ原産のもの
葉っぱの形も「フヨウ」とは異なる フヨウが木本で
「モクフヨウ」(木芙蓉)
とも呼ばれるのに対し、
本種は草本であり、「クサフヨウ」(草芙蓉)とも呼ばれる
2006.08撮影 散策路にて
フヨウ(芙蓉)の果実

完熟し5裂した果実
「枯れ芙蓉」と呼ばれ観賞対象にもなっている
2010年12月撮影 散策路にて
 
 
 
タイタンビカス
アオイ科フヨウ属 園芸品種
アメリカフヨウとモミジアオイの交配種(赤塚植物園が開発) ブライトレッド、ビーチホワイト、ピンク(本種↑)の
名で3種が発売されているようである 昨年に次いで今年別の場所で見かけたが、これから次第に増えてきそうだ
2011年8月撮影 散策路にて
   
   
 ハイビスカス・ウィールウィンド
Hibiscus`Wheal Wind`
アオイ科フヨウ属 園芸品種
2007年に登録された新しい品種で紅地に白の覆輪
が綺麗で印象的 「サマーブリーズ」シリーズの一つ
2012年8月撮影 散策路にて
 アカバナフヨウ(赤花芙蓉)
アオイ科フヨウ属 園芸品種
フヨウ(木本)とアメリカフヨウ(草本)の交配種
普通種に比し開花期間が長い 多く植栽されている
2012年8月撮影 散策路にて
 
   
ハマボウ(浜朴)
アオイ科・フヨウ属 日本原産
朝開いて夕方には咲き終わる1日花 午前中で花が開ききり、午後から
花びらが外に丸まる 江戸時代、長崎に来たシーボルトが命名したと言われているが
 日本原産の「ハイビスカス」とも呼ばれている 学名は「ハイビスカス・ハマボウ」(Hibiscus hamabo)
2005年7月(左)/2006年7月(右)撮影 散策路にて

ハマボウの紅葉

このように綺麗な色合いを見せる
ものは少ないが、花とともに見栄えがする


2011年12月撮影 散策路にて

   
 モミジアオイ(紅葉葵)
 アオイ科・フヨウ属 北米原産
深く切れ込んだモミジのような葉(和名の由来)、
花びらの間に隙間が出来るのが特徴 大輪の真紅
の花がまばゆいほどに映えることから、中国名では
「紅蜀葵)」(コウショッキ)と呼ばれている
2007年8月撮影 散策路にて
 ハイビスカス
アオイ科・フヨウ属 インド・中国・南太平洋原産
熱帯花木の代表種で、ハワイの州花 長く突出た
メシベが特徴 多彩な花色、八重咲き種など園芸種
が多いが、一重の赤花種が最も多く植栽されている

別名「ブッソウゲ」(仏桑華)とも呼ばれている
2007年6月撮影 散策路にて
   
   
 ハイビスカス・リリフロルス
(Hibiscus liliflorus)
アオイ科・フヨウ属 インド洋・マスカレン諸島原産
原種の一つ 葉は楕円形で光沢あり
花の大きさはハイビスカスより小さく半分以下
2009年8月撮影 散策路にて
 ギンセンカ(銀銭花)
アオイ科フヨウ属 地中海原産
「チョウロソウ」(朝露草)とも呼ばれ、朝開き昼頃に
閉じる 1日花 黄白色の花で、茶花としても使われる
2006年9月撮影 散策路にて
   
 ゼニアオイ属  
   
ゼニアオイ(銭葵)
アオイ科・ゼニアオイ属 ヨーロッパ原産
花には大きな脈が入り、ウチワのような
大きな葉が特徴 花は下から上へ咲き上がる
2008年5月撮影 散策路みて
 
 コモンマロウ
アオイ科ゼニアオイ属
花はゼニアオイに似ているが、その地色は淡紫色
本種はそれよりも濃い ウスベニアオイとも呼ばれる
2010年6月撮影 散策路にて
  フユアオイ(冬葵)
アオイ科ゼニアオイ属 亜熱帯アジア原産
花は非常に小さいが、淡桃色の可愛い花をつける
名前の由来には花期や葉など諸説があるようである
2010年5月撮影 散策路にて
 
   
 トロロアオイ属  
 トロロアオイ
アオイ科・トロロアオイ属 中国原産
淡黄色の大きな花(アメリカフヨウに匹敵) 1日花
花はサラダなどに、根は漢方薬などに利用
 別名「黄蜀葵」(中国名)、「ハナオクラ」とも呼ばれる
2006年8月撮影 散策路にて
オクラ
アオイ科トロロアオイ属
2004年8月撮影 散策路にて 

 タチアオイ属
タチアオイ(立葵)
アオイ科・タチアオイ属 中国・シリア原産
真直ぐに伸びた茎に咲く花は豪華である 花色は豊富
梅雨の初めに咲き出し、咲き終わる頃には梅雨が明けることから“梅雨葵”とも呼ばれる
会津若松市の市花でもある
2005年6月(左)/2006年6月撮影 散策路にて
タチアオイ(立葵)

通常見かけるのは一重咲き種 本種は
白色の八重咲き種で「ダブルホワイト」と呼ばれる
2009年6月撮影 散策路にて

 ヤノネボンテンカ属
タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)
 アオイ科ヤノネボンテンカ属 南米原産
花びらがほんのりとピンクに染まる可愛い花であるが、裏側から見ると(右)
花びらに入る紅色の脈が一層美しく感じられる ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)とも呼ばれる
2008年8月撮影 散策路にて
   
 タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)
アオイ科ヤノネボンテンカ属 南米原産
果実(未熟果)&ほころびかけた蕾(左画像)  弾けた果実も見られた
果実(未熟果)の萼の内部には可愛い種子の顔が見える(右画像) 2011年12月撮影 散策路にて

 アブチロン属
アブチロン
アオイ科・アブチロン属 ブラジル原産
学名「アブチロン・メガポタミクム」 和名「ウキツリボク」 流通名「チロリアンランプ」
最も多く見られ、独特の形をもつ品種 二つの花が合体したようなものも見られた(右画像)
2004年11月撮影 散策路にて
アブチロン
アオイ科・アブチロン属 ブラジル原産
アオイ科特有の花形で本来アブチロンといえ
ばこのタイプを指す 花色も豊富で斑入り種もある
2007年8月撮影 散策路にて
アブチロン
アオイ科・アブチロン属 ブラジル原産
幅広い傘タイプ 花びらの表面には血管のような
脈がびっしりと入るものが多いが、本種はその色模様
から、
「アブチロン・ショウジョウカ(猩猩花)」と思われる
2011年6月撮影 散策路にて
   アブチロン
アオイ科・アブチロン属 ブラジル原産

「チロリアンランプ」とは異なる
「スイングベル」
という品種 その姿から十分伺える名前といえそう
2007年6月撮影 散策路にて
 

 イチビ属   
イチビ
アオイ科イチビ属 インド原産
可愛い花とユニークな形の若い果実(↑)
左(←)は黒色化した果実 最も強害な雑草と
いわれている 別名「キリアサ」(桐麻)や
「ボウマ」とも呼ばれている
2008年9月/2010年11月撮影 散策路にて

 アニソドンテア属  マルバストラム属
アニソドンテア
アオイ科・アニソドンテア属 南アフリカ原産
淡いピンクの優しい色合い
小さくて可愛い花で花期が長いのが特徴
2006年11月撮影 散策路にて
マルバストラム
アオイ科・マルバストラム属
アルゼンチン、ウルグアイ原産
一重の淡橙色の可愛い花
花芯に濃紅色のリング模様が特徴
2009年5月撮影 散策路にて

 ワタ属
ワタ(綿)
アオイ科・ワタ属 南アメリカ原産
     
 最初に淡いクリーム色の花が咲き、萎む前にピンクに変わり(左画像円内)
後に丸い大きな実をつける 実が弾けると純白の綿が顔を出す(右画像) 偶然にもこれら全てを目にした
2004年10月撮影 散策路にて

 キンゴジカ属  
キンゴジカ(金午時花)
アオイ科キンゴジカ属 熱帯アジア、日本原産
昼前に開花、昼過ぎには萎んでしまう1日花
撮影したのは13時半頃…間もなく閉じる頃だろう
2007年8月撮影 散策路にて
 
   
 アオギリ属  
   
アオギリ(青桐)
アオイ科アオギリ属 東南アジア原産
雄花(雌雄同株の雌雄異花) 雄花が咲き終ると
雌花が咲く 開花時はレモン色で翌日はえんじ色
に変化 
従来の分類ではアオギリ科…現在は変更
2013年6月撮影 散策路にて
 
 アオギリ
アオイ科アオギリ属(旧:アオギリ科)
果実 若い時は5本の莢が垂れ下がるが、熟すと
内側が裂開し舟形になり、その周辺に種子が4つつく
2013年9月撮影 散策路にて