タイヤの基本知識

タイヤの構造

タイヤサイズの見方

タイヤの荷重指数と速度記号

タイヤの空気圧に注意


タイヤの構造

1.トレッド
路面と接触する部分厚いゴム層です
表面にはトレッドパターンが刻まれています
2.サイドウォール
側面のゴム部分でキズ等に弱いです
ブランド名・タイヤサイズ等が表示されています
3.ビード
タイヤをホイールに固定する部分
リング状の補強構造です
4.カーカス
コードをゴム被覆した物でタイヤの骨格になる部分
現在はラジアル構造が主流です
5.ビードワイヤー
ビード内部にある鋼線の束
6.ベルト
ラジアル構造のカーカスをしめつける部分

ラジアルタイヤとバイアスタイヤ

ラジアルタイヤとは?

ラジアルタイヤとはカーカスを構成するコードが放射線状(ラジアル)に配置されて、コードがタイヤ断面方向のみの力しか支えられないため、トレッド部にベルト(補強)を設けて周方向の力を支える構造になっています。

バイアスタイヤとは?

バイアスタイヤとはカーカスを構成するコードがトレッドの中心線に対して斜め(バイアス)に配置されています。1枚のカーカスではタイヤがねじれるのでカーカスを複数(偶数)枚使用しています。
※バイアスタイヤは、空気入りタイヤが発明された時1888年J.B.ダンロップ【英】が空気入りタイヤの実用化からの構造で、ラジアルタイヤはそれから約100年後の歳月を掛け実用化され1970年代までは主流でした。
(バイアスタイヤはタイヤ全体でショックを吸収する為乗り心地が柔らかいです。)


タイヤサイズの見方
ISO規格 195 / 65 15 94   
@ A B C E D
従来の表記 185 / 70 14
@ A E B C
165 13
@ E B C
バン用 165 / 65 13 98 / 99 LV6
@ A B C I J
バイアスタイヤ 5.60 13 6PR
@(インチ) H C F
テンポラリータイヤ
(応急用)
T 135 / 70 15 99
G @ A H C D E
タイヤ幅 タイヤの太さ(ミリorインチ単位)
偏平率 サイドの厚さを%(厚さ÷太さ×100)で表示
ラジアル ラジアル構造という表示
リム径 リム径をインチで表示 (同サイズのホイールしか付けられない)
荷重指数 荷重指数を数値で表示
速度記号 一定の条件下での限界速度をアルファベットで表示
タイヤ強度 プライレーティング(カーカスコード約何枚分の強度)
応急用 テンポラリータイヤ(応急用タイヤ)
バイアス バイアス構造という表示
10 荷重指数 単輪時の荷重指数
11 荷重指数 複輪時の荷重指数(トラックのリア等)

タイヤの荷重指数とスピードレンジ

タイヤサイズに表示されている荷重指数と速度記号は正規のリムに組んで正規の空気圧を入れたとき、そのタイヤにどれくらいの縦荷重が掛けられるか?どれくらいの速度に耐え切れるかを示す指数です。(数字はs、km/hで表示してあるが実際の重さ、速度を表す数値ではありません。あくまで指数です

例 94H=最高時速210kmで670kgの荷重能力がある。
4本で(670×4)2680kgの荷重能力がある

  
上記、荷重指数表はJATOM規格です荷重指数と空気圧はこちらのページへ


タイヤの空気圧

タイヤの空気圧はこまめにチェックしましょう。
(多すぎ、少なすぎはタイヤにも負担がかかるし、非常に危険です)
適正空気圧は 運転席のドアを開けた ドアかボディー に表示してあります。
また荷重指数と空気圧はこちらのページで
空気圧不足による問題点 空気圧過多による問題点
タイヤの各部の動きが大きくなるため異常発熱が起こり易くなります。

※セパレーション(剥離)やコード切れによるバースト(破裂)。
※ホイールからタイヤビート部が外れやすくなり、空気漏れを起こしやすくなります。
※ 異常摩擦。(タイヤの両肩部が摩擦しやすい)
※高速走行時はスタンディングウェーブ現象が発生しやすくなり、バースト(破裂)
タイヤは異常な緊張状態になるので、緩衝能力が低下します。

※タイヤが張っているので側面へのキズに弱くなりバーストを起こすことがある
※ハンドル操作時の振らつきやスリップ
異常摩擦。(タイヤ中央部が摩擦しやすい)
※高速走行時(特に雨天時)水溜りを通るとハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。
※たわみが無いので乗り心地が悪くなる。

窒素ガスは有効?

窒素ガスの充填が話題になってますが窒素ガスってどんなメリットがあるの?

窒素は酸素よりも分子が大きい(約16倍)為にエアーが抜けにくいと言いますが、タイヤメーカーの開発者曰く『インナーライナーは空気を通す設計にはなっていない。。。』そうです。
また、空気中のほとんど(約80%は窒素で残り約20%は酸素などです
ただ、酸素に比べて温まりにくい(分子が大きいから)膨張率が少ない為エアーの上下が無いのも事実です。
レースなんかでは窒素を入れる人と入れない人は半々ぐらいらしいです。
窒素の充填作業でキチンと真空にした後に窒素(乾燥した窒素)を入れないと意味がありません。
(水分が含まれると走行時の熱により酸素等が発生します)

各車メーカーでも新車時のテストで窒素を入れて検査はして無いし、新車から窒素を充填した車は発表されて無い。。。(たぶん)
窒素を推奨しているメーカーも無い。。。。(たぶん)
私の考えではお金を払ってまでは窒素を入れてもその対価に見合うものは無いと思う。