観望日記
五ヶ瀬 2007.03.17

久々に休みの取れた土曜の晩が晴れましたので、50cmを持ち出すことにしました。行き先は天気を考えて南方面ということで五ヶ瀬にしました。星仲間が近くのバンガローに泊まりで出かけているはずですが、私は日曜の朝から用事があるので残念ながら別行動です。

スキー場は終わっていると思ってましたが、まだ営業しています。奥の駐車場を使えば場所は問題なしですが、山の上に明るい照明が点灯していて、北西の空が1/3ほど、明るくなってます。早速スカイクオリティメータで測ってみると21.0となりました。透明度が良いにもかかわらずこの値、残念です。とはいえこちらが勝手に場所を借りているのですら文句は言えません。主鏡を外気にならしながら組み立てが完了したのが21時です。透明度は良い方、シーイングも平均以上でしょう。早速観望にとりかかります。

まずはとも座の低い位置にある散光星雲NGC2759から。小さい散光星雲ですがかなり明るくフィルタなしでも見えています。星図では散開星団と重なっていますが星団らしきものはみえません。メガスターではNGC2759は散開星団で別の位置にあり、この散光星雲は惑星状星雲ということになってます。記載上の混乱があるようです。
次ぎに念願のガム星雲にトライしました。ほ座のe星のあたりを40mmアイピース+OIIIフィルタで確認しますと、西南西に1度ほど行った位置に細いフィラメント状の星雲を確認できました。他にもかすかな濃淡があるような気もしますが、再現性をもって確認できたのの箇所のみです。まずはGum12が見えたということで大満足です。
ここからは面白そうな春の系外銀河めぐりにかかります。
NGC3646:しし座の腰のあたりにある偏心したリング状の構造が特徴の系外銀河です。50cmではこのリングが確認できました。倍率はx220です。
NGC3190:しし座の首にあるHCG44の中心メンバー。これの暗黒帯が確認できるかトライしました。これも見えました。そらし目ではっきり確認できます。倍率はx280。これを導入する時にファインダで見たゼータ星がダブルダブルのペアで面白かったです。
NGC3726:おおぐま座の後ろ足のあたりにある渦巻銀河です。これの渦状腕があっさりと見えました。倍率はx280。以前トライした時は見えなかったのですが、渦状腕のようなコントラストの低い模様は条件によって大きく影響されるようです。
NGC3893:これもおおぐま座の後ろ足のあたりにある渦巻銀河です。フェイスオン銀河のようで、細いきつく巻いたアームがかすかに見えています。x280。
IC2233:やまねこ座の淡いエッジオン銀河です。以前トライした時は見つけられませんでしたが、今回は見つかりました。明るい恒星の集まった所に挟まりこんでいるので注意しないと見つかりません。しかも異常に細長い姿で、淡い見え方です。見つけてしまうと、その細さに見とれてしまいます。x280。
NGC3344:こじし座のフェイスオン銀河です。アームらしきムラがあるような気がしますがはっきりしません。恒星がたくさん重なっています。
NGC3226:しし座の背中にあるくっついたペア銀河です。x280でみるとすごい迫力です。近くにあるNGC3222も見えています。
NGC3145:うみへび座41番星のすぐそばにある系外銀河です。構造は見えません。
NGC3023:ろくぶんぎ座の系外銀河です。接近した大小のペア銀河です。

ここまで順調に飛ばしてきましたが、突然、雲が広がりました。時々、隙間が出来ますが、見ようと思って導入すると雲が流れて来て、別のところに向けると、また雲が来て、そんなパターンにはまってしまいました。それでも間隙を縫っておとめ座のHCG62を確認しまいた。小さいメンバーが三つ見えました。
次ぎにスピカの近くのNGC5077の周辺に散らばる系外銀河をちらり見たところで完全に雲の中に入ってしまいました。
明日のことを考えるとちょうど良い時間となりましたので引き上げることとしました。

今回は高い確率で見たい対象/特徴が確認できて大満足です。やっぱり50cmは良い条件で使うと効果絶大です。もう少し稼働率を上げるようにしなくては。