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グリーンランドのプール
グリーンランド遊園地のプールに行く。遊園地など、子どもでもいいださなければ、無縁に過ごすものであるが、今年は、ふたりつれて、行ってみることにした。去年も1回だけ、入場券をだれかにいただいたことででかけたが、なにしろ、炎天下の中をあっちこっち歩き回って、辛抱強く並んで、さまざまな乗り物に乗るのであるが、どれも見た目ほどおもしろいわけでもなく、と、この年になると、なにかと不満ばかりが並ぶのである。
それでも子どもたちが楽しそうなので、親としてはやむなくつきあっている。
さておき、プールはすごかった。入場料もさることながら、備え付けのビーチパラソル(場所代)1日千円、屋根付の椅子、テーブル、あっちが600円で、こっちは千円。あの炎天下で、日陰という日陰は料金が別にいるのだ。日本の実社会もそうであろうが、これほど、あからさまに、お金のみが炎天下をのがれることができるとは。そのためにわざと日陰をつくらない構造にしたのではないかと疑いたくなる。
唯一、食堂らしきところは炎天下を避けることができる。
ただ、ここの食券を買って食べるひとのみが利用できるそうだ。もちろん、食べ物、飲み物を持ち込んではいけない。当然、昼を前後して、最悪の行列、おなかを空かせた、あるいは、喉の乾いた大勢が見守る中で、最高に手際の悪いアルバイト風の若者が、それでも目の前の人混みと、順番が分からなくなりそうな食券の束からなんとか解放されようと、必死に働いている。喉のかわきだけでもなんとかならないのか。なぜか、自動販売機は置いてない。忙しいアルバイトたちの手をさらに忙しくさせる飲み物の食券を利用せざる負えないのだ。なにしろ、食券を取ってもらえないのだ。食券を手ににぎったまま、やはり数人がまっている。こんなことなら食券をかわなければよかった。食券を買うという行為だけは、実にすばやく買えるのだ。その後に、食券を取ってもらえるのに30分、それから、約20組ほどの食券の山。いつ呼び出されるかわからない番号札をわたされる。なんとか30分程でトレーにやきそばと、うどんが乗る。途中で飲み物やポテトが別の窓口であることに気づいた僕は、こちらにも食券を出していたので、全部揃うのに、実に1時間30分を要した。それでも、この憂鬱な待ち時間は、つい、これでもかと注文を重ねるものである。子どもの要求に応えて、途中、飲み物がおそいなら、氷でもいいというので、すこし離れた氷とビールのコーナーにも並んだ。これにいたっては、おねえさんが、ひとりでビールと氷を受け持っていたので、10分ほどまったあげく、氷は氷をいれるカップが切れていて、何時来るかわからないという。あ〜もう、怒る元気もない。
このような悪条件の中で、ちゃっかり、お弁当と飲み物を持ち込んで、食事をしている家族があった。きっと、前回かなんかに来たときに懲りたのだろう。この点に気づいている家族は、いわば、グリーンランドの常連さんなのだ。お得意さんなのだ。よもや、文句もいわれまい。よ〜し、今度行くときは我々も持ち込むぞ〜。もっとも、今度が何年先になることか。そうなると出かけたとしても今度のことを思い出すかどうか。
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