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先日、知り合いの洋服屋さんのところにいった。市役所にいったついでに寄ったのだが、もうひとり別の人も見えているなかで、御主人から「だれか、腰がわるくて困っている人しりませんか」と話しがあった。「私は坐骨神経痛でして」ちょっと話しの種にといいはじめたら、もう一人の人、実は、この腰痛に効くという磁器を売るのが仕事の人だった。これにはまいった。「ここですか?ここが痛むでしょう。後でお宅に寄りましょうか。」右足の各部を抑えて聞かれるはめになった。「いや、私、太極拳を趣味にしておりまして、この太極拳の健康的効果を期待しているんです。」訳の分からないことを口走りつつ、早々に退散した。 市役所にでかけたのは「太極拳気楽塾」の募集のためである。市の広報に載せていただく原稿をもってお願いにいったのだ。4月1日号に載るはずである。ひょっとしたら、ホームページのアドレスも載せてもらえるかもしれない。 でも紙面の都合(この春は募集のお知らせがかなり多いらしい)で、アドレスはカットされるかもしれないということだった。でも、もし載せていただけるといけないので次の更新(4月1日)は「広報おおむたをご覧になったみなさん」とかいう題名になる予定である。 テレビを見ていたら、時代劇の役者さんのトークがあっていた。中でおもしろかったのは、長く時代劇をやったあとに、現代劇に起用されると、時代劇のクセがでるそうだ。例えば、立ち方ひとつにしても、気をつかうという話しだった。端的には、時代劇の場合、足先がハの字になるように両足を踏ん張ってたつことがあるが、現代劇ではこの立ち方は不自然になるのだそうだ。以前にも書いているが「身体感覚を取り戻す」という本のなかにもあった日本人の立ち方の変化が、こういう劇の中でもみられるのだと改めて感心した。同時に、ほんとうに足腰の弱体化した立ち居振る舞いが今日では当然のこととして受け入れられており、時代劇に見られる腰の据わった立ち方はもはや、不自然な立ち方と見えてしまうのだろう。 珈琲の出ない喫茶店に戻る |