36億の散歩コース(5.15)

5月の大型連休を過ぎると毎年、いっぺんに夏がくる扇風機の掃除やら、クーラーの掃除。着ているものは年中さほど変わらないとはいえ、長袖が半袖になり、結局1回か2回くらいしか着なかった外出用のジャンバーなどの洗濯やクリーニングとあわただしい。
そういえば、うちのミドリガメ2匹もすっかり緑色ではなくなり、体長約10センチくらいになっているが、ここ数カ月、餌をまったく食べなかった。一応冬眠なのだろう。やっとこのころから私が近づくと餌を要求するかのように前足をバタバタするようになった。この数カ月は、全く無視されていたのだが。
話しは全く変わるが、6年前に開園し、3年前に36億の赤字を大牟田市民に残して閉園したネイブルランドというのがある。私の家から有明海にむかって約500メートルほどのところに跡地がひっそり残っている。本当は、大牟田駅からこのネイブルランドに向けて周遊バスがでる予定だった。そのために堤防の一部を壊して道路を作った。ネイブルランドが閉園した時点で道路の方は9割は完成していたが、あと一歩のところで中断していた。ところが、最近になって残りの1割の道路工事が進められていた。そしてこの4月に完成した。本当なら、私の家の近くで大々的にテープカットかなんかが行われて、地元の新聞かテレビで報道されたことだろう。しかし、「道路完成オープニングセレモニーがあった」というような話は聞かない。なかったかも知れない。あるいは形だけ(きっとまだだれも起きてない薄暗い中でこっそりと)行われたのかもしれない。
ちょっとだけ心配した交通量の増加は、ほぼ杞憂に終わった。まあ、わざわざ閉園したネイブルランド跡地を見に行く車もないということだろう。ということで、交通量の最高に少ないピカピカの道路が完成した。
道路ワキの舗道を歩いてみた。おそらく子供のころ以来であろう、雲雀の声を聞いた。気候の良さも手伝ってか気分もいい。
借金を残したネイブルランドではあったが、閉園も幸いしてこうして、交通量の少ない散歩コースが身近にできた。

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