F3O EVO4   設計図及び組み立て方
当初、EVOT開発時に、素地としてEPP、スチレンボード、デブロンと3種類を、候補に上げました。

この中で、スチレンは、剛性も良く加工も簡単、すぐ手にいると良かったのですが、最大の弱点、重量が重く他の素材と比べて、約1.5倍ありました。
また、デブロンは、軽く、剛性もあり、加工もスチレン同様簡単だったのですが、日本では(宮崎では?)手にいらないので、これも没。それで、結局EPPとなった訳です。

また、最終的に得た結論としては結局、軽さと剛性をいかに、高次元で保てるかと言う事です。軽くすれば剛性が失われ、剛性を上げれば重くなると言うジレンマに挑むことになります。また、発砲でも紹介したように、ちょっとした翼型をつけても、スピードが増すので、単版とし、ナイフエッジの浮きも考えると、今までの飛行機の胴体幅では、十分な浮きをしません(速度が遅いから)。

その中で、重量についてですが05クラスのモータを使い、EVOWのサイズと仮定して
250g以上 高性能なリポを使ったとしても、縦物の演技がほぼ不可能。モーターを1クラス上に上げるか、3セルにする必要があります。ただそうなると、中規模の体育館では、勝負にならないですね。外用と考えたほうが良いでしょう。
230〜250g 高性能なリポで何とかやれる範囲。ただし、下降速度が速くストール、横トップハットの抜けが難しい。ターンアラウンド方式でなければ、なんとかやれそうですね。
210g〜230g 一般のリポで演技可能。ただし、縦物の演技の入りと出の高低差を合わせるのに苦労します。EVOWは、どんなに雑に作ってもこれ以下におさまります。瞬間接着剤の使い方次第ですね。
200g〜210g 今飛ばしているEVOWがこの範囲です。
200g以下 一度190gの物を作ったのですが、浮遊するように飛びます。異次元の飛行機と言った感じです。ただこの時作った機体は、翼の剛性が不足していて、実用にまでいたりませんでした。今後の目標です。

※いずれも電池込みの総重量です。

作成にあたり、必要なものを列記します。
・45倍EPP 3mm×600mm×900mm・・・・・・・1枚(胴体側板)
・45倍EPP 5mm×600mm×900mm・・・・・・・1枚(主翼、水平尾翼、胴枠)
・カーボンスパー 5mm×970mm 厚さ0.4mm・・・・・2本(主翼補強)
・カーボンシート 50mm×700mm 厚さ0.15mm・・・1枚(主翼補強、水平尾翼補強、その他)
・カーボンロッド 1mm×700mm・・・・・・・・・・・・・1本(リンケージ用)
・カーボンロッド 1.2mm×700mm・・・・・・・・・・2本(エレベーター、ラダーリンケージ用)
・カーボンロッド 1.4mm×700mm・・・・・・・・・・1本(脚用)

他に1mmか1.2mmピアノ線1本(リンケージ、脚用)、1mm航空ベニヤ(モーターマウント、無ければ通常の3mm航空ベニヤ)、10mmか8mmのグラステープ(または15mm)、Depot極薄PPテープ(カーボンシートで兼用出来るかも)、マジックテープ、中粘度瞬間接着剤、硬化促進剤、GWS軽量タイヤ25mm、内径2〜3mmの収縮チューブ(糸でも可)
以上が必要になります。

いずれも、大分のスカイタウン(金子さん)で、販売していますので、一括して購入できると思います。
電話 090−1513−7498
mail:mel-mail@orion.ocn.ne.jp
携帯mail:sky_town-2004-epp@docomo.ne.jp


値段は、他の通販と同一です。EPPの加工精度は、すばらしいものがあります。延岡ラジコンは大変お世話になっていますので、ぜひ注文してやって下さい。



ちょっと分かりにくいかもしれませんが・・・・ EVOW 図面


赤い線は、カーボンです。翼の中央部の幅広カーボンは、シートを5mmに裂いたものを上下で補強したものです。他、翼のセンター部とエルロン近くのものは、カーボンスパーで他は、シートを5mmに裂いたものを使っています。短くて足りないところは継いでもかまいませんが、中央部は、継がず、カーボンの中央部として使ってください。
エルロンは、50mm幅までPPテープで補強しそれ以上の所は、補強は要りません。
エレベータの格子部は90mm×17mmのカーボンシートです。
胴体センターの胴枠の部分(胴体の背骨部?)は、書いていませんが、前のほうが50mmで尾翼の中央部が40mmになりそこから後ろは、ヒンジ部で、つないでいます。この部分は、適当に変えても良いと思いますが、前が40mm尾翼部が30mm位が良いように思えます(エレベータのコントロールホーンは、中央に付けますので、ある程度尾翼部が広がっている必要があります)。
主翼の組立
5mmEPPから翼型を切り出します・
エルロン部を切り取ります。その時、下の写真のように、斜めにカットします。後で、エルロンを左右ひっくり返して使うためです。
カーボンスパー 5mm×970mm 厚さ0.4mmを埋め込む部分を2箇所垂直にカットします。
この時の重さが26gでした。
センター部にカーボンを埋め込んだ状態です。
下にラップを敷いておくと、瞬間接着剤が工作台に着かないので、敷いておくと良いようです。

更に、固まるまでLアングル等をおいて置きます。
低粘度の瞬間は、なかなか固まらず、素材にしみ込み、結局重くなるようです。私は、中粘度か高粘度で接着しています。着き難い場合は、硬化促進剤を吹きかけています。
いずれにしても、未接着の無いようにしてください。

(今、飛ばしているものは、カーボンスパーとカーボンスパーの間にトラス状に薄いカーボンを入れていますが、必要ないような気がしましたので、図面では入れていません。)
主翼前部の補強は、やや薄いカーボンシートを5mm弱に裂いて使います。最初の一筋目は、均等の幅に裂けないこともありますが、2筋目からは、均等に裂けます。

裂き方は、私は、ニッパーでぱちんと切り、その後は、手で裂いています。
前面部の補強は、700mmのシートを裂いたものです。、足りないので、翼端部は、繋ぎ足します。
このままでは、急激な舵を打ったときに翼がたわみますので、中央部は、カーボンシートを5mmに裂いたものを、翼の上下に先ほどのカーボンスパーをはさむようにして、接着します。
水平尾翼
主翼のカーボンロッドはカーボンスパーの間違いです。
胴体前部は補強が必要です。下の写真をご参考ください
切り出した状態で6gありました。この時の切り口もエルロンの時と同じように45度の角度で切ります。
尾翼にカーボンシートを5mmに裂いたもので周りを補強します。
エレベータのホーンを取り付けるセンター部の補強はカーボンシートを15mm〜20mmに裂き裏表とも補強します。次にエレベータのみ、PPテープで、前から半分まで補強します。HPに載せている機体ではこの部分は、カーボンで補強しています。
この段階で10gになりました。
エレベータを裏返してグラステープで繋ぎます。
塗装について
塗装は、100円ショップのミニスプレーで行います。あまったEPPでカバー(上におくだけ)して軽く吹き付けます。プライマーの吹きつけは、必要ありません。
主翼を2色で塗り分けました。重量の増加は、1g単位のはかりでは、計測できませんでした。
胴体の作成
胴体を3mmEPPで作ります。センターの胴枠は5mmにしました。
写真では、分かりづらいのですが、エレベーターを後ろから差し込むため扇状のところの後ろは、カットしてあります。
ラダーも含めた重さが29gでした。ちょっと重いのですが、これは、スカイタウンの金子さんに頼んで熱線でカットしてもらった為です。熱線で切った分、強度は上がります。
脚の部分です。
5mmEPPにカーボンシートを張り、その上に1.4mmカーボンロッドを瞬間接着剤で着けます。

ランディング等に自信の無い方は、更に上にカーボンかマイクログラスを巻いておいたほうが良いでしょう。
胴体前部は、3mmEPPで補強します。脚もこの段階で付けておきます。
忘れていましたが、エレベーターのホーンは、この段階で付けておきます。
ホーンを、中央に付けたのは、引いたとき、または押した時にエレベータがねじれないようにするためです。
いくら補強しても、結局はEPPですので・・・
脚は、1.2mmピアノ線を先ほどのカーボンに収縮チューブで、着けます。この部分は結構力が掛かるので、瞬間接着剤は、多めに流し込みます。
4号機は50mm幅の胴体だったのですが、今回40mm幅で作ってみました。それでエレベータ、ラダーサーボを45度にオフセットして積みました。
ホーンの延長は反対側のホーンを切り、それを瞬間接着剤で付け、収縮チューブで巻きました。

すべてのリンケージに言えることですが、カーボンロッドとLクランクしたピアノ線を収縮チューブで巻くのですが、この時完全に収縮させず、少しスライド出きる位にしておき、サーボを積み実際の長さを決めたところで、瞬間接着剤を流し込みます。写真左上は、瞬間接着剤を流し込んでいるところです。
上の写真を撮ったときは、エルロンもウエイポイントを着けていたのですが、双葉の方がトルクがあり、エルロンの効きが違うと、島崎さんが言っていたので、交換しました。
結果が出れば、他も考慮しないといけないと、思っています。
モーターマウント部です。ちょっと雑な作りになってしまいました。中央の黒い部分は、カーボンシートです。本当は、もっと厚いカーボンシートを全面にはり、裏も厚手のマイクログラスをはると、墜落しても割れることはありません。
なお、墜落させる可能性のある方は、グラステープで主翼前縁付近からモータマウントまで片側、1行から3行程度巻いておくと良いでしょう。
巻いていないと、ちょっとした墜落でもマウントが剥がれ落ちます。
エレベーター、ラダーのロッドは、たわみ防止に3箇所ほどステーを着けました。
尾輪は、ボタンを使いました。
完成です。今回は、胴体幅を50mmから40mmにして、胴体後部、特にラダーの縦の長さを増やしました。それと機首の下のほうは、少し絞ってみました。

脚取付け位置は、図面では前の方になっていますが、ちょっと後ろの方が良いと思います。
重さは、焼いたEPPを使った割には軽く出来たと思います。電池なしの状態で178gでした。
この後、モーター、アンプを軽量なものに代え配線も短くしたら13g軽量化出来ました。
ただし重心が後ろになりますので、その場合は、電池をマウントの前に置くか主翼を1cmから2cm程後ろに下げる必要があると思います。
これで、EVOWの作り方すべてを終わります。

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重心位置は前から210ではなく主翼のカーボンスパー位置です