旅を楽しくする情報を発信します。非日常の時間を有意義に使い、癒やしの効果をはかって頂きたい。何故この観光ポイントが名高いのか?人々に支持される所以は?訪問しておくと、旅に喩えられる人生に、どんなメリットがあるのか?等に照準を絞って、解説出来ればと考えます。
『大観峰』は、阿蘇北外輪山の、陥没カルデラの空中へせり出した”鼻”(出っ張り)の部分の峰です。北外輪は、概ね標高900m。周囲の草原、陥没の辺縁(外輪山)より36m高い9f36mの『大観峰』、眺望の素晴らしい位置に到達すると、景観が、地球的迫力で、宇宙の一部を見ている実感があります。
『地球的迫力』については、プレート移動説で大地震が説明されていまが、『大観峰』は、フィリピンプレートに乗った南九州島が、北九州島に激突して、阿蘇火山大噴火を誘発して、マグマ溜まりの地下空間が陥没し、陥没せずに取り残された『草原部の丘陵』であると説明されています。
『遠見ヶ鼻』が古来の名称です。明治のジャーナリストの大御所の徳富蘇峰。この人は名の如く阿蘇を愛する心の深い人で、この人が声高に、”阿蘇の景観の代表であり、第一のベストスポットが『大観峰』である”とし、『遠見ヶ鼻』→『大観峰』へと名称が変化する端緒を作りました。
『世界一の阿蘇カルデラ』。他の観光地には類を見ないスペクタクルな広がりを実感できます。超自然な景観が持つ霊気、妖気を一望実感出来て、迫力満点の景勝地です。
”くじゅう連山”が、”瀬の本高原、久住高原”の波打つ草原の起伏の向こうに聳え立ち、その向こうに湯布院、別府を、連想出来る景観が味わえます。

大観峰に出る雲海
感動的な雲海現象も、スケールの大きさに慣されてしまうと、『大自然のちょっとした雲海現象』と見過ごしそうになる。
下に阿蘇谷の平地が透けている
ミルクロードから、火口から、草千里から、と角度を変えて阿蘇を眺めると草原が醸す空気感に酔いしれます。
阿蘇五岳の一つの「烏帽子岳」(えぼしだけ)です。左の煙は、中岳噴火口です。戯れる肥後赤牛は赤身がまさっていて、アッサリした食感で、人気急上昇中。

エメラルドグリーンの火口湖は、『草津白根山湯釜』、『蔵王お釜』と『阿蘇中岳湯だまり』が名高い。有毒ガスの噴火煙が勢いよく立ち上るので、阿蘇湯だまりが一番神秘性を含んだ迫力がある。
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南阿蘇(白水)村にある、『白川』の水源,(白川は阿蘇カルデラに源を発し、熊本市内域では、熊本城の外堀になる。)
白水、高森地域を合わせて湧水群が豊富(高森湧水トンネル等)。火山の生み出す”恵み、自然美”の一つ。吉見神社の境内の湧水は,毎分60トンもの水が涌き出ている。
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阿蘇北外輪山の外裾。毎分30トン湧出。水温13度 紅葉が美しい渓谷で、森林浴百選 。四十三万の滝は、日本滝百選の中の一つ。
環境庁が水に恵まれた日本の中でも、特筆されるべき《昭和の日本名水百選》として選出した”湧水の景勝”であり、47都道府県では、各県2箇所選出が平均ですが、阿蘇だけで3箇所にのぼるのは、”火の国熊本”は、”名水の国熊本”でもある証です。

加藤清正の治水技術、土木技術のシンボル(武田信玄と二人は並び称せられます )熊本城に魅せられた島原城主、富岡城主が民百姓に重税を強いて築城の資金を捻出し、結果、島原一揆、天草一揆を発生させて、隠れキリシタンの哀れな歴史を生んだ。
西南の役で、大、小天守閣等は一度焼失し、再建されています。(宇土櫓は築城当時のままで、焼失をまぬがれています。”櫓 やぐら”というより”天守閣”の風格がある)西南の役の資料の展示があります。日本三名城の一つです。因みに、もうひとつの名城の、名古屋城の天守閣も、清正が受けた大名普請により、築城されたものです。
修学旅行等向けの”頬当御門”からの入城(いわゆる正門)は、最大公約数的観光に陥りやすくて、ありきたりになる。名城散策ファンの方は、市役所前の”須戸口門”からの入城がお勧め。
須戸口門からの入城は、名城の奥行きが満喫できる。(1時間以上所要。百花園を通過。敵兵感覚で、グルグル歩かされる。”武者返し”の石垣散策が楽しめる。)
禅宗の玄宅和尚を招聘し水前寺を作り、茶室と庭園=成趣園(山紫水明)で、宇宙について語らった。現在、禅寺の『水前寺』も『茶室酔月亭』も存在しない。代わりに《古今伝授の間=書院建築》(細川幽斎公が桂宮智仁親王に「古今和歌集の難解な解説の奥儀」を伝授された間で、大正元年に現在地に移築されました。)が回遊式庭園の趣を引き締めている。〉 西南の役の後、焼け野原となった熊本城下の繁華を再建しようと旧藩士が細川家の御茶屋に出水神社を作った。 湧水と緑(松と芝生の濃淡の対比)が美しい。細川家の文化に対する造詣の深さが偲ばれる。 修学旅行生向け風に言い喩えると東海道五十三次のミニチュア。ダイジェスト。(哲学的に喩えると山紫水明の宇宙と、年々歳々生まれ変わる草の命→時の移ろい。常緑の松→永久、とこしえへの希求の対比) 肥後古流の”茶”の心=客人にそこはかとなく、詫びた癒しを与えます。 京都の苔寺などと比べると明るく伸び伸びしている。山紫水明の”水”が阿蘇の伏流水である為清明さが際立ち、桃山風の和風がより鮮やか!
わくからに、流れるからに春の水 漱石

(成趣園を鑑賞したなら、是非、泰勝寺庭園を!非常に対照的な”お庭”です。成趣園の艶やかさに対し、深遠、幽玄な庭園演出が味わえます。印象が深く刻まれます。)
四つ御廟(ごびょう)→細川幽斉夫婦、細川忠興夫婦の墓 茶室仰松軒(こうしょうけん)→利休七哲人の一人細川忠興のこらした茶室 苔園(こけえん) 立田山八重クチナシ→天然のクチナシ 利用時間:8:30 〜 1 6:30

四つ御廟は、細川ガラシャの墓で名高いが、本来は細川忠興公がメインです。(忠興公は、織田信長の小姓を務めた為か、”天下布武”の気概が高く、一方では、『利休の七哲人』の内の一人で、”お茶文化”に対し造詣が深い) 『ガラシャ夫人』と言う、耳ザワリの良い、響きの爽やかな、ロマンチックな呼び名を持つ婦人のお名前は『たま』です。『ガラシャ』とはカソリック信者の洗礼名です。→疱瘡で痘痕が顔に残った明智光秀の奥方の元の美貌を窺わせる娘の『お玉』です。光秀は、幼年期に許婚(いいなづけ)を誓い、その後罹病して、美しさを失った夫人との誓いを果たしとおした為に、夫婦家族の睦が深い家族で、その結晶として、戦国期一の美人『お玉』が育ちます。 細川忠興公の熱愛ぶりが今に伝わります。(お玉の顔を盗み見た家来の首をはねた話が伝わる。) 本能寺の変の後、過酷な事後処置がやって来ます。妻が謀反人光秀の娘である事実が結果として大きく残ります。惚れ抜いた奥方を抹殺するのは忍びない。しかし、秀吉の権勢に恐れて、妻を殺すか、離別する処分が戦国期の大名の処世術として妥当な処置です。細川忠興公は、ガラシャ夫人を愛するあまりに、秀吉への配慮を軽視して、丹波の味土野に3ヶ月だけ夫人を幽閉します。奥方への恋慕が天下の権勢への配慮より大きなものと判断しました。 妻以外の女性は、大名家存続上必要な最低限。細川家は、治水土木には見るべき業績はありません。しかし、こと文化に於いては江戸、上方にひけをとらないものが有ります。(泰勝寺の竹林は京都の古寺に迷い込んだ錯覚を起こす、趣深い空間です。京都長岡の竹林を移植した趣がある。)能の金春流、茶道の肥後古流、肥後六花等の文化は、上方文化に比較しても高い水準であると評価されています。落語の、『火炎太鼓』や、『左甚五郎』の話に出てくる古美術品に造詣の深い、コレクションの好きな殿様は 肥後の殿様=『備中の守』というのが通り相場です。文武両道の教養人が歴代藩主に続きます。十八代藩主が細川元首相です。細川元首相もスポーツマンで政治家で、新聞記者上がりです。テレビの時事討論でお馴染みの『細川隆元』は元首相の叔父です。忠臣蔵の四十七志の討ち入り後、大石等を預かるのは細川家です。(細川家から熊本大学に寄贈された古文書の中に、未読の、当時の四十七志について書かれたものが在り。その他、未解読の古書が大量に存在。) 当時、犯罪人だった大石等を犯罪者扱いをせずに、忠志として賞賛し、後の世では武士の誉れと賞賛されています。細川藩の待遇、四十七志の武道士道に対する評価が賞賛された。(犯罪者扱いした藩もあったらしい、後には士道評価が非難された。) 『茶』の道の発展は、武張った戦国武将に社交術を習わせる為に発達したそうです。戦闘による問題解決でなく、話し合いによる解決。その為に城に招いた客の供応、会席(懐石)料理 その後の『お茶』→日本の『お茶』文化がこうして発達します。細川家の得意分野です。志、心を掌にやさしく乗せて、いつくしむように大切に扱った。巌流島の決闘の後の宮本武蔵も 細川家に恭順し、晩年、細川家の捨扶持を貰うようになります。
『武』−−−人と闘う術 『茶の文化』−−−人の心をはかり、思いやり、上手く付き合う術
小京都ブームの中、上級武家文化を知る展示がある。司法長官、奉行職の高官の屋敷での生活が窺える。
水前寺成趣園、立田自然公園と庭園を鑑賞した後の人は、こちらの現代和風のセンスで調和を図った庭園と対比して見ても面白い。

中心部から,車(及びタクシー)で30分くらい、熊本市河内の里山(みかん山。河内は、日本のみかん四大生産地の一つ。)に、馬頭観音が鎮座まします。観音を奉る霊巌洞という洞窟において、宮本武蔵が死の寸前二年で、自らの悟る”二天一流の奥義、《五輪書》を絶筆。
その100年くらい後に、商人の淵田屋儀兵が、五百羅漢を寄贈。羅漢の石像が一帯に鎮座まします。羅漢様の、「喜怒哀楽」豊かなお顔は、知人の誰かに似ている、、、。野仏として、露天に雨ざらしで、崩れたり、倒れたり、それでも笑っている、卑近な羅漢様達です。
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細川家菩提寺 妙解寺跡です。 細川家三代目藩主=肥後初代藩主の忠利公の菩提を弔うために建立されたも。肥後五代目重賢公の墓もある。園内は、国の史跡に指定され、枯山水庭園、バラ 園、菖蒲園、梅園などがある。
夏目漱石は、松山に1年いた後、ラッカディオハーン(小泉八雲)の後釜で、熊本の五高の英語教師を5年間勤め、 その後イギリスに留学しました。 『草枕』『二百十日』等の作品は熊本が舞台です。
横井小楠(幕末の開明思想家)旧居 最後の将軍慶喜、福井藩主松平春嶽、坂本竜馬、勝海舟等の思想の基は小楠の『共和国』思想であり、福井藩での成功体験が竜馬を通じて新政府政府要人に伝えられて、維新政府参議となりました。明治2年、凶刃に倒れました。
九州の温泉の人気は別府から湯布院、湯布院から黒川温泉へと移りつつあります。渓谷の中の温泉郷です。(旅行社に予約を任していても、取れないらしい。インターネットで宿のTELを調べて、直接予約するのが能率的。1〜2ヶ月前でも予約出来る。)観光地のベスト1に連続して輝いています。
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あざみ台からの展望が素晴らしい。訪問季節がマッチすると、落葉樹林の原生林が自然の素晴らしさを教えて呉れる。
大観峰から振り返ると”くじゅう連山”が、『瀬ノ本高原』『久住高原』の衝立のような姿で阿蘇原野とくじゅうの飯田(はんだ)高原を仕切る様子が見えます。『やまなみハイウェー』は、その山々を乗り越えて、『由布院温泉』、『別府温泉』に繋がっていきます。『瀬ノ本高原』『久住高原』の裏側に位置するのが、『長者原(ちょうじゃばる)』『飯田高原(はんだこうげん)』
くじゅう高原の、久住岳麓の、朝晩の温度差故に発色のあざやかな植物園
〒878-0201 大分県久住高原850 営業時間. AM8:30~PM5:30.
電話 0974-76-1422
久住山の南麓 標高850m 気温落差が最盛期の花の発色を鮮やかにしている。
大人600円 小人300円 春 チューリップ、ポピー 季節には シバザクラの丘、ラベンダー畑が開放 7月下旬〜8月中旬 ひまわり、サルビア 秋 ハゲイトウ、キンギョソウ、コスモス、ビオラ
タデ原湿原には、駐車場や、『木道デッキ』が整備してあり、時を得ると黄金色のススキと草紅葉、三股山の紅葉、硫黄山の噴火の噴煙と、絶品の秋景色アイテムが勢揃いします。贅沢の極致が体験できます。
標高 777m 鳴子川からの橋面の高さ 173m 長さ 390m
日本一長い人道吊橋 “夢”大吊橋管理センター 0973−73−3800 本来は、県道40号線が大雨で不通になりやすくて、滝百選の『振動の滝』観光が思うに任せず、道路整備と同時に吊橋建設による滝景観を確保する為のもので、”『振動の滝』や、”鳴子川渓谷美”、”九酔渓谷美”の空中絶景の印象を忘れるて、”日本一長い、吊り橋”という『売りのキャッチフレーズ』が観光的に過大評価されて、一人歩きし始めている。『迫力の振動の滝』、『鳴子川渓谷の旅情』を『自治体九重町』はコマーシャルベースに乗せ切れていない。他所に、もっと長い吊り橋が誕生すれば、観光の人影が薄れそうです。『日本一長い』という数字のマジックに『自治体九重町』はマインドコントロールされて、『旅情』を魅せる企画が薄れている。紅葉期が最高。
入場料金 中学生以上 1人 500円
くじゅう連山黒岳広葉樹林帯 日本の名水百選 男池湧水群 黒岳原生林(ブナやカエデが中心。見事なケヤキが目立つ)は、「21世紀に残したい日本の自然百選」 『阿蘇くじゅう国立公園』の表記は、『久住町』と『九重町』の両方の顔をたてて、『くじゅう』とひらがな表記にしている。 入り口から5分間くらい、広葉樹林下の木陰遊歩道(クション材質で、足にやさしい)を楽しむと、木製デッキの整備された湧水(毎分14トン)が現れる。 ブナ、カエデ、ケヤキの植生を楽しむと素晴らしい所。入り口前の土産物屋さんのところに、人慣れた野生タヌキも現れるので楽しい。