関節リウマチのこと
6.治療成功のポイント
前項でもありましたが、関節リウマチでは、治るのではなく「寛解」する病気です。すでに症状が進んでいる骨の破壊や、変形が見られる場合には、それを元通りにすることは出来ませんが、適切な治療を行えば、関節の痛みや腫れを取り除き、現状以上に症状が進行しないようにストップをかけることは可能です。
症状が治まった状態を「寛解する」または「寛解に導入する」といいます。
寛解を維持すると、破壊した骨が再生することも判ってきました。

関節リウマチは難しい病気であっても、けっしてコントロールできない病気ではありません。原因は完全には理解されていませんが、早期発見が出来る様になり、治療法も進歩していますので、病気の進行を食い止め、ふつうの生活を送ることが出来る様になってきました。

治療を成功させる5つのポイント!
@素人判断で「治った」と早合点しない
関節リウマチの進行はけっして単純ではありません。
いいたん症状が収まったかに見えても、5年ほど経ってまた再発し、それが収まって、また再発と言ったようにすり返すタイプや、症状が完全に治まることなく、よくなったり悪くなったりを繰り返すタイプなど進行パターンは人それぞれで、予測する事はきわめてl困難です。したがって、症状が収まったのを「治った」と早合点して、勝手に通院をやめたり、薬の量を減らしたりしてはいけません。寛解は完治ではありませんので、ちょっとでも気をゆるめると、寛解の状態が崩れ以前にも増して重い症状にぶり返す危険があります。

A薬の副作用をこわがって勝手に服用をやめない
関節リウマチの治療に使われる薬は、確かに副作用の強いものが少なくありません。しかし、副作用そのものを恐れて、服用そのものをやめてしまったら、炎症を抑えることも、病気の進行を防ぐ事もできません。
とくに、早期のうちに強力な薬を服用して、積極的に症状を押さえ込み、効果が出てきたら、投与の回数と量を減らしていく「ステップダウン・複数併用療法」を採用した場合には、指示した通りの服用が不可欠の前提になります。
もしも、患者側の勝手な判断で、服用を止めてしまうと、せっかく綿密に練られた治療方針が、無意味になってしまい結局は症状を悪化させてしまうのです。

B相談、診察はリウマチ専門医に
関節リウマチの治療は診断のしかたにしても、薬の使い方にしても、年々進歩していて、旧来の方法がどんどん見直されています。したがって、診断、治療にあたっては、研究動向に明るく、経験も豊かな専門医を選ぶ事が大切です。

Cお医者さんを転々とする「お医者さんジプシー」にならない
関節リウマチの患者さんには、「お医者さんジプシー」が珍しくありません。
理由はいろいろですが、薬物療法の効果があらわれるのに時間がかかる事も、その一つでしょう。この為効いてくるまで待ちきれずに、治療の効果に疑問を持ったり、不安や焦りから、つい医師を変えてしまうというわけです。しかし、「お医者さんジプシー」では的確な治療はできません。関節リウマチは経過の長い病気です。じっくりと腰を据えて、根気よくたたかい、付き合う覚悟で治療に臨むようにしたいものです。

D民間療法、漢方薬だけに頼らない
関節リウマチはたんに関節が痛むだけの病気ではありません。なによりも大切なのは、早期診断と早期治療です。手遅れになって、症状が全身の関節に広がり、最終的に寝たきりになってしまうのは、何としても避けなければなりません。
リウマチ専門医はふつう漢方薬を使いませんが、医療機関によっては、薬物医療の一部にとりいれているところもあります。その使用はあくまでも薬物療法の一部であり、漢方薬だけで、関節リウマチの症状に対処する事はできません。
また、民間療法で特効薬とされている薬や健康食品は、経験談ばかりを集め、科学的な検証なしに宣伝されていて、「治った」と称する病気は本当に関節リウマチだったのか、仮にリウマチだったとすればどのていどの効果が、そのようなメカニズムで得られるのか、という基本的な疑問には答えてくれません。
何より問題なのは、こうした効果のよくわからないものにたよっているうちに、病気がどんどん進行し、早期診断、早期治療に取り掛かるべき発病直後の一番大事な時期を無駄に過ごしてしまい、手遅れになってしまう事なのです。自分自身の病気を第一に考えれば、早めに専門医の診察を受けること以外に結論はありません。



どれも当たり前の事ばかりですが、これらを
ずっと守っていくのは難しい事ですよね!
どれも信頼出来る医師との話し合いで解決
出来る事だと思います。
自分勝手な判断による行動だけは避けて、
疑問に思う事は医師に相談して、よい解決策
を見つけて行きたいですね。